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琴瀬 那子
2019年2月24日 14:40
哀しみに暮れたもう 涙は出ない霞んだ空を見上げて唇を噛み締めている胸が痛くて身体を抱えた震えているだけ失うということがこの胸を切り裂く僅かな望みさえ無くなってしまうこんな事になるならば私は此処に居なかったのに日が暮れて暗闇の中 震えている捨てられた猫のように怯えている今は誰の手も 取りたくない誰の温もりも要らないただ ひとりでこうして蹲って哀し