心と向き合う時間
世間でいうゴールデンウイークも終わったけれど、今年はいつもと違う時間が流れている。
健康な人もこの時期、外出を控えなければならない。まして、持病を抱えている人は私も含めてより一層、注意を払って過ごさなければならない。
そう、去年の今日、
義妹が7年のがん闘病を戦い、亡くなった日。
本当に、よく頑張ったね。
今は天国からわたしたちを守ってくれている。
まさか、その一年後に世界がこんなことになるとは誰もが想像もしていなかったと思う。
そして、今、私にとっても大事な時期にきている。
多発性骨髄腫と診断されて、格段に昔に比べて治療する種類が増えたといえ、私の場合、カイプロリスの化学治療で急性冠症候群で心臓をやられたことで、化学治療はできないと主治医に言われ、
あとは飲み薬でということになった。
痛みを先に取ってもらったものの、その副作用はやはりある訳だけど、抗がん剤を飲んでないのでダブルでの副作用はないので穏やかな日々を過ごせている。
ああ、この状態がずっと続けばいいのになぁって何度も何度も思う。
次の診察は一週間後の14日。
先生はどう言うだろうか?
次に使うニンラーロという飲み薬、最近、承認されたばかりの薬らしく、正直、調べたら怖くなるから調べないようにしてたのだけど、先生任せにするのはいけないと思い、少し調べたところ製薬会社のパンフレットは飲んでる人とその家族向けのもので、
「ニンラーロは処方前の患者さん又はその家族の方の閲覧は予定しておらず、ニンラーロの効果、有効性、信頼性を判断、アドバイスするものではありません」
と、あってなんだか飲むのが怖くなってきて、そのパンフレットを開けることができなかった。結局、まだ日本ではデータがあまりない薬なのだろう。
本当にもうそんな薬しか残されてないのだろうか?
選択肢は他にはないのだろうか?
あまりにも使える薬がなくなるのが早くないか?
生き続けるには、もうこの薬しかないのだろうか?
生きる希望を持つには…
希望…
希望はどこにある?
希望は外の世界にあるのではなく、心の中にきっとあるはずだ。
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