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環境を整える。子育て世代の親が病気の時でも子供たちが過ごせる環境を準備する。

人生に於いて自分に出来ることはなんだろうか?それを考えて生きる人とそんなことは考えない人はいるだろう。

考えるタイプならば、リーダーとして出来る事はなんだろうか?親として出来る事はなんだろうか?子供として、彼氏彼女として、パートナーとして出来ることはなんだろうか? 会社の一員として、団体やチームのメンバーとして何が出来るのか?という事を考える癖がついている人も多数いると思う。

そんな役割を考える人は貢献したい人が多いと思う。利他の精神がある人だ。個人的にそういう人は好きだし、そう在りたいと思う。

このアカウントは胃癌サバイバーとしての記事なので、病気になった時やその後にも繋がる環境の整え方や準備について触れていく。今、病気だから関係ないのではなく、病気になってから準備するのでは、実は間に合わない事があると感じて病を乗り越えてきたから、普段から整えたら良いと思うことを書いてみる。

環境を整えるとは?

病気になった時の、両親他界で、シングルマザーが入院した時の環境の整え方は長くなるので別記事を書く予定にしている。

病気というとマイナスイメージかも知れないが、私は病気になって人の優しさに触れてきた。病気も色々経験してきたけど、癌の時が一番の応援を頂きやすく沢山のリアル応援を頂き助かった。病気が知らせてくれたからこそ、変えたことがある。辛い事はあるが、命があるのだから、病気になった事でさえも『ありがたい』と思って生きていきたい。

さて、環境を整えるとは大きな意味になるが、具合悪くなっていた週末に我が子たちの過ごし方を見た時に、環境を整えたり、準備をしておく大事さを改めて感じたのである。

仕事でプロアスリートな人たちに触れると、環境の違いを感じるもの。勿論競技やチーム等によって違うことも感じる。それは、学びの場の選択でも同じ事が言える。私立に行くか、公立に行くのか?どの学校に行くのかで得られるものが違う。家庭環境もそうだ。裕福な家庭と貧困家庭では与えられる環境は違う、親の意識の違いでもかなり違くなるものだ。

子供のころは、与えられた環境と違う環境を目の当たりにして羨むしか出来ない事もある。選べない環境があるのも事実ではあるが、成長につれて自分で選択して選べる環境がある。いつまでも生まれてからの環境に文句を言うのではなく、望む環境を少しずつでも選びとっていきたいもの。そして、親や経営者、リーダーになると、環境を提供していく立場に変わる。周りに与えていく影響があるならば、より良き環境を整えられる存在で在りたいものだ。

子育て世代の親が病気の時でも子供たちが過ごせる環境作り

自宅療養の場合と入院する時でも、子供たちの年齢でも変わってくるが、まずは自宅療養の場合をお伝えする。

子供は天才だ。自分たちで遊び出せるものであるから、そのきっかけになる物は配置して置いてあげる。

時間潰しグッズの準備
おもちゃ

録画やDVDやネット環境
勉強グッズ

食べ物の準備
グラノーラ
自分たちで食べられるものを子供が届く場所に常にスタンバイしておく。我が家はフルーツグラノーラを常にスタンバイしてある。

フルーツ
仏壇があるので、フルーツをお供えしてあるので、バナナやみかん等子供達だけでも食べられるものもスタンバイ。

カップ麺や缶詰(スープ/コーン/フルーツ等)
体調が悪いと料理も出来ない事がある
そんな時でもすぐに食べさせてあげられる食材を防災も兼ねて準備

冷凍
買い物にしばらく行けなくても大丈夫な様にしてある。冷凍のアサリやハンバーグや野菜たち。何か作れるけど、買い出ししてなくても、何かを作れる様にスタンバイ。家族みんなが好きなアイスも、蒟蒻ゼリーを凍らせたものも、喜びの為に常にスタンバイ。

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宅配オーダーの準備
ネットスーパーを登録しておく
Amazonや楽天市場を活用
ウーバーイーツや宅配も活用

普段からの準備は物質的準備とは別に、家庭環境は子供たちへの教育も含まれてくる。自宅内で親が身動き出来なくても、困らない様にしてあげる。子育ては子供が自立出来るようになるお手伝いでもあるので、自立を促しながら、親も子供たちも困らない環境作りをしたいもの。

普段から食べ物がある場所を教えておく普段から出来る事を増やしてあげる
缶や袋などを開けられるように
 牛乳パックを開けられるように
 着替えられるように
 トイレやお風呂を自分だけで出来るように
 電子レンジを使えるように
普段からお手伝いをする環境にする
 食器を片付ける
 ペットの世話をする

成長とともに、調理を頼んだりまで出来るようになると思う。


家族ぐるみの友人作り
家族ぐるみでの友人達との時間は、実はいざという時の環境作りの重要な1つのポイント!

私が胃全摘のオペでの入院した10日間はまさに友人達がいたからこそ、親子が安心して過ごせたもの。

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普段から友人家族たちに声がけして、集まったり、お出かけしたり、遊んだり、人間関係を築いておく。最近は声がけが難しいが、以前は良くバーベキューをしたり、自宅で子連れ飲み会を開催していた。私が癌であることを話して助けて欲しい話をしたのも、バーベキューや飲み会の席である。

お金を払ってお願い出来るサービスを知っておく!使えるようにしておく!

ファミリーサポート
市町村などでやっている子育てサポート
調理、掃除や片付けなどを依頼出来るサービス

全てをお金を払ってお願いしてはいられませんが、困った時に頼める先を確保しておくことは大事だ。

胃全摘した後の調理やお片付けは依頼した。友人達に送迎もお願いした。退院後の週末も友人たちが遊びに連れ出してくれる事に甘えた。


我が家はすぐ頼れる家族がいない。だからこその対処策、対応策を考えて、シングルマザーでの双子育児を乗り越えてきた。コロナ禍になり家族を頼れなくなった人、ご両親ともに離れているから頼れない、頼るより介護までしなきゃならない人、旦那様や奥様が多忙でほぼほぼワンオペな人、家族があるだけ、様々な家庭環境があると思う。

頼れる家族がいる方は幸せだと思う。それはそれで与えられた素晴らしい環境を大切にしていかれて良い。

ただ、『家族だけで乗り越えていかなきゃ!』『自分だけで頑張らないと!』という考えで、苦しくなることがある人もいるはず。そんな時は、家族以外の頼りがいある存在を頼る事をおススメする。

一歩踏み出してみたり、リサーチしてみたり、助けてと言ってみたり、色々なサービスを活用してみたら、世界が変わる事がある。


何事も一人で頑張りすぎない。
周りの良き人と繋がって生きる。
孤独にならない。

何事にもならないことでも
どうにかしていきましょう。
なんとかなる。なんくるなる。

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Mother KYOKO@癌を前向きに乗り切る双子親シングルマザー
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