記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

ミュージカル「フランケンシュタイン」DVDを観た お気に入り場面


大好評をはくしての再演のDVD化😂
ありがとうございます💕
素晴らしいカメラワーク・編集に、副音声(中川さん、加藤さん、演出板垣さん)もついて、豪華すぎです✨

今回購入したDVDは、
ビクター フランケンシュタイン / ジャック
                                                         ・・中川晃教さん
アンリ デュプレ / 怪物・・加藤和樹さん
の回でした。

ビクター 中川晃教さん

怪物 加藤和樹さん

大人気のミュージカルですから、詳しい説明は省いて😆
中川さんの唯一無二の歌唱力。身体からつくりあげ、怪物を熱演した加藤さんのストイックさ等々、他の方々が熱く語ってらっしゃいますので、
こちらでは、メリアのお気に入り場面について載せますね。

音月桂さんに注目

元宝塚トップさん。退団後も舞台でご活躍されている  音月桂さん。
一幕では、ビクターの許嫁ジュリアとして清楚な出で立ちで登場します。

ジュリア 音月桂さん

透き通るような美しさで、ビクターを健気に愛する少女ジュリア。
音月さん、さすがに歌もお上手です。

しかし、ご存知のように、このミュージカルは、プリンシパルキャストも二役をこなしています。

中川さんは、ビクターとジャック
加藤さんは、アンリと怪物

音月さんも、二幕からは下女カトリーヌ役も演じています。

カトリーヌ

可憐なジュリアから激変!
ぼろぼろ衣装に、汚れた顔で粗野な態度。
賭博闘技場でこき使われる下女カトリーヌ。
上流階級のジュリアとは真逆の潜在です。

二幕では、ジュリアのシーンから始まり、怪物の回想シーンでカトリーヌに。
回想シーンが終わるとカトリーヌからジュリアに戻ります。
他のキャストさんもですが、はや替えが大変だっただろうなぁ。
このジェットコースター感は、韓国ミュージカルならではでしょうか?


怪物とカトリーヌ

このカトリーヌ、劣悪な境遇から抜け出し、自由になりたいと願っていた。
熊に襲われたところを怪物に助けられたカトリーヌは、闘技場の闘士として囚われた怪物に興味を抱く。
片言の言葉しか理解できない怪物と心を通わせ、自由になる夢を語るカトリーヌ。
怪物もまた、カトリーヌと触れあうことで、人の温もりを思いだしていく。


カトリーヌの葛藤

しかし、闘技場のオーナーに見つかり、怪物とカトリーヌは引き離され、カトリーヌは手下達に辱しめを受ける。

服は引き裂かれ、屈辱と絶望で泣き崩れるカトリーヌに、金貸しフェルナンドは悪事を持ちかける。

フェルナンド 相島一之さん


闘技場のっとりを企むフェルナンドにとって,熊をも倒す力を持った怪物は、邪魔な存在だった。

「一滴でいい、あの怪物の飲む水に、こいつを垂らせ。」
「そうすれば、おまえは自由だ。どうする?」

青く光る小瓶を舞台中央に置き去るフェルナンド。
美しいビンの中身は毒薬か?
しかし、薬を怪人に飲ませれば、カトリーヌは自由になれる。

カトリーヌの「絶望」と「希望」を象徴するかのように怪しく輝く小瓶。


カトリーヌの決心

小瓶を握りしめて苦悩するカトリーヌ。

生きても 意味がない
生きても 辛いだけ
私も 怪物も 死ねば土に埋められるだけ

カトリーヌの眼差しが、獣のごとく険しく鋭く輝く。

人生 ヘドがでる 
人生 ゴミのような
人生 だけどまだ 人間だと認めてもらいたい       
誰かに踏まれたり 捕まれたりして
死んでいく女より
暴れ狂う けだものになりたい

怪物に毒を垂らした水を渡すカトリーヌ

地から涌き出るような、低く唸るような歌声

獣は良心を持たない
獣は誰にも同情しない 

良心を捨て、獣のように、思うままに、ズル賢く生きる決意をしたカトリーヌ。
ときにシャウトするように、低音から高音まで、自由自在に操り、カトリーヌの揺れる感情を表現する。

明日は 抜け出せる
明日は 自由なの
私は ただ 生きたいだけ 
明日を           

怪物を犠牲にしても、自由を掴み取ろうと決心したカトリーヌ。

この場面の音月さんが、素晴らしい👏👏👏
力強くあり、儚さや危うさ切なさを醸し出すカトリーヌ。

大ナンバーを歌いながら、悲しさに涙する少女から、獣のようにズル賢く生きようと変わっていく 〝さま〟を表現する。

これぞミュージカルの醍醐味‼️
あ~素敵な女優さんだわぁ✨


フランケンシュタインを観て

長い文章をお読みいただき、ありがとうございます。

人間は、カトリーヌのように、自分が生き延びるために、他人を蹴落とすことができる生き物=怪物である。
その一方で、アンリのように、友情のために自分を犠牲にすることもある。

両極にあるが、どちらも美しく切ない。

もしもアンリやカトリーヌのような極限状態に陥ったら、私は果たして どう振る舞うのだろうか?


ミュージカルのDVDについて語ってます⤵️

よろしければ、サポートお願いします🙇はげみになりなす