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なぜ秋が「深まる」と言うのか?

今回は秋についてのお話。
「なぜ秋は深まるというのか?」について少し考察したいと思います。

去年この疑問をSNSに投稿して盛り上がった思い出があります。
「秋が深まる」という表現、不思議ですよね。
「春が深まる」「夏が深まる」とは言いません。
秋特有の表現の様に感じます。
ネットで調べたこともあるのですが、はっきりとした正解はありませんでした。
そこでこの疑問をSNSに投稿したところ、思いの他反響があっていろいろな意見が聞けました。
・紅葉して葉の色がグラデーションになり、森の色が深まるから
・気温が下がり寒暖差が出るから
・西日になり影が長くなることで物が立体的に見えるから

様々な見解が面白いですね。
自分にはない視点や思考や考察が聞けて、非常に意義のある知的な意見交換になったことが楽しかったです。

そもそも「深まる」とは物事の度合いが深くなることを指します。
状態の程度が次第に進んでいく、奥が深くなる状態を表現したいということですね。
秋がもたらす季節の影響は個人的に嬉しい変化が多い気がします。
気温は少しずつ涼しくなり活動しやすい季節になったり、葉が色づいて紅葉が綺麗だったり、食べ物が熟して実りの時期を迎えたり。
他の季節に比べて短くはありますが「物事が段々成熟していく」感覚があって私は秋が好きだったりします。

同じ季節が短い春であれば草花や木々が一気に芽吹き、桜はパッと咲いてパッと散り、新学期や新生活と目まぐるしく変化する季節のイメージがあります。
夏は最も勢いがある印象があり、今年も7月から40℃近い真夏日があるぐらいの激しい季節でした。
冬も年々一気に寒くなり、凍てつく厳しい世界が広がる印象です。
ここから考察すると他の季節に比べて秋は「徐々に変化して円熟していく季節」であると言えます。
だからこそ、秋は「深まる」のかなと私は思っています。

全て去年撮った写真ですが、あまりに美しい色合いでした

実りの季節、秋。
四季の中で唯一進むにつれて豊かで深みを増し、熟達していく季節。
毎年過行く季節ですが日々の変化を見逃さず、楽しみながら秋を感じていきたいですね。

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