【流産手術】手動真空吸引法(MVA)とは?手術当日の流れについて
こんばんは。meruです。
今回は流産手術についてお伝えできたらと思います!
私自身、流産手術は2度経験しています。
それまで有難いことに大きな病気も怪我もせずに生きておりましたので、手術をしたことはありませんでした(人生初の手術が流産手術とは思ってもいなかった…!)。
私の場合は流産と診断された日に手術の説明をされて、とてもショックを受けている時だったので、手術について正直十分には理解できずに当日を迎えた感じでした。なので当日はめちゃくちゃ不安でした。そんな時、なによりも流産を経験された方のSNSでの手術レポがとっても有難かったです!こんな感じなのかー!となんとなくでも把握していると安心なんですよね。
これから流産手術をされる方やそのパートナーさんは、今とても不安だと思います。私の記事が少しでも誰かの参考になれば嬉しいです!
そして、流産手術については、妊娠を望む全ての方に知っておいてほしいなと個人的に思っています。それは、流産は妊娠の15~20%の確率で起こっており、6人に1人の女性が流産経験者と言われているからです。流産を常に不安視する必要はないですが、頭の片隅に入れておいてほしいなと思います。
1.手動真空吸引法(MVA)とは?
手動真空吸引法(MVA)とは、柔らかいプラスチック製のチューブ(太さ5~12ミリ)を 膣から子宮内部に入れ、組織を吸い出す方法です。
医師からは「MVAは流産手術や中絶手術の最新の手法で、子宮をほとんど傷つけることなく、次の妊娠にも影響のないような手術です」と説明を受けました(とっても安心しました…!)。
私がお世話になった産婦人科では、手動真空吸引法(MVA)で手術することができましたが、日本では未だ、小さなスプーンのような金属製の器具で、組織を剥がして掻き出す『搔爬法』を行う病院が多いそうです。『搔爬法』で手術をすると、子宮内膜が薄くなってしまい、今後妊娠しにくくなってしまう方もいらっしゃるそうです。ただでさえ流産して辛いのに、おまけに妊娠しにくくなるなんて耐えられませんよね。
もっと日本に手動真空吸引法(MVA)が普及してほしいなと思います!
2.当日の持ち物と注意点
※手術を受ける病院によって多少異なると思います!
◎持ち物
・同意書(パートナーの署名も必要でした)
・手術費用(私の場合は4万円程度でした)
・夜用ナプキン 2,3枚
・生理用ショーツ 2枚(術後出血が多く漏れてしまう場合もあるので替えがあった方がいいです)
・飲み物(術後麻酔が切れてから飲水OKでした)
*あってよかったなと思ったもの
・イヤホン(手術開始まで時間があるのでYouTube見たりするのに使いました!)
◎注意点
・食事は前日夜9時まで
・飲水は当日朝9時まで
・全身麻酔をするため送迎が必須(運転は絶対NG!)
・メイクやネイルはNG
・金属類(指輪など)は外す
3.当日の流れ
私がお世話になった産婦人科は日帰り入院での手術でした。
9:00 受付・会計
受付の後、術後すぐに帰れるように先にお会計を済ませるよう案内がありました(術後身体の負担にならないようにということや、妊婦さんと会わないようにという配慮だったのかなと思います)。
9:30 診察・前処置
再度超音波エコーで流産していることを確認し、子宮口を広げる前処置をしました。名前はわかりませんが、柔らかいスポンジのような物を入れられたと思います。
(インスタで前処置が痛かったという投稿を見たことがありますが、私は全然痛くなかったです!)
10:00 入院・個室へ移動
手術服に着替え、ベッドに移動し点滴をしてもらいました。絶食状態なのでなかなかルートが見つからず2.3回やり直しされました(私的にこれが一番痛かった…!)。手術までかなり時間があったのでYouTubeを見たり、旦那とLINEしたりして過ごしていました。
13:00 手術
手術室へ案内され、手術台へ乗り手足を固定されました(他にも何か身体に付けられたり、バイタル測ったりなどしてもらった気がしますがはっきりと覚えていません…笑)。医師から「麻酔入っていくからね、ゆっくり息を吸って吐いてね」と言われ数秒後には意識がなくなり、意識が薄ら戻った時には病室のベッドにいました。手術自体は10分程度だそうで、手術中に麻酔が切れることもなく痛みを感じることはありませんでした。
15:30 術後診察・退院
目を覚ましてからも麻酔が切れるまで、1時間程はベッドで安静にするよう言われました。麻酔が切れてからトイレまで自力で歩けることを確認。その後、医師の診察で子宮内を確認し、2週間後の術後診察の予約をして退院となりました。
◎術後気を付けるよう言われたこと
・パルタンM錠(子宮収縮剤)とケフレックスカプセル(抗生剤)を3日分毎食後服用すること
・術後診察まで湯船に浸からずにシャワーのみにすること
・術後診察まで激しい運動は控えること
・必ず2週間後の術後診察に来ること
術後診察は、子宮内の炎症・出血などの異常がないか確認するためだそうです(病理検査の結果なども伝えてくれます)。次の妊娠にも影響するところなのでとても重要だなと思います!
余談ですが、退院後私の場合は調子が悪くなることもなかったので、1回目の時はラーメン屋、2回目の時は海鮮丼屋に行って思う存分食べました!!
4.流産手術を経験して
正直、手術と聞くと痛いイメージしかなかったんですが、私の場合はほとんど痛みを感じませんでした。1回目の手術では、術直後は子宮がギューッと収縮されたような感じがして、うずくまってしまうような痛みがありましたが、長く続くことはなく、全然耐えられる感じでした。2回目の手術では全く痛みを感じることはなかったです。
しかし、痛みの感じ方は人それぞれなので、個人差は大きいのかなと思います!
痛みとは別に、病室で1人でいるときに赤ちゃんの泣き声が聞こえてくることが本当に辛かったです。やはり産婦人科なので赤ちゃんがいるのは当たり前ですが「私は赤ちゃんを抱ける日が来るんだろうか…」と泣けてしまいました。
術後、医師から「MVAは身体の負担が少なく回復も早いため、明日から仕事をしても大丈夫」と言われました。しかし私の場合、1回目の流産はメンタル的に仕事復帰できる状態ではなかったので、術後1週間は診断書を書いてもらい、病気休暇をもらって休みました。ちょっとすぐに仕事復帰できそうにないな…という方は、私のように診断書を書いてもらって、無理せずお休みするのも一つの方法かなと思います!
5.流産手術は医療保険適応になる?
私の加入している医療保険では流産手術も保険適応となりました。
私の場合、月3000円の医療保険に加入しており、術後すぐに申請をしました。数週間後に振り込まれた金額は、10万5千円!
有難いです…!流産手術でも医療保険の適応になる場合があるので確認してみるのがいいと思います!
流産後、体調の変化はあるのか、生理はいつくるのか、基礎体温はどうなるのか、などなどまたまとめて記事にしたいと思います!
最後まで見ていただき、ありがとうございました。