最近の記事
- 再生
Shver Lung 2 〜音符のない楽譜〜
はじめまして。 現在スイスで音楽、打楽器の勉強をしている北村 萌と申します。 先日少し変わった楽曲を演奏する機会があり、 初投稿としてこのnoteで共有してみることにしました。 この楽曲はコーンスピーカー二台を使用し、 振動するスピーカーに様々な楽器やツール(鎖や紙)を あてがうことで出る音から構成されています。 楽譜には音符の記載はなく、 あるのは "何分何秒に" "どの楽器(ツール)を" "どのような動きで" 使用するかという点と、少しのダイナミクスのみ。 図解に近い形で楽譜が書かれています。 細かく分数指定があるものの、 同じ楽器によって作り出される時間は非常に長く、 奏者の発想によってその印象は大きく変わります。 自分自身の手で楽器を鳴らすのではなく コーンスピーカーによる一定の振動のみで16分23秒もの間 演奏することは、私自身非常に難しく感じ、同時に興味深い課題でもありました。 私自身、未開拓で手探りな状態から練習を始めたこの楽曲。もちろんまだ工夫できる点が多い発展途上の出来だと思っておりますが、この曲について皆様のご意見をお聞きしたいと思っております。