【まくら✖ざぶとん】①⑦①『低反発まくら➏〈錬筋術〉』
そうこうしてるうちにいつの間にやら下半期のはじまりはじまり、年始めにぶち上げていた抱負〈体質改善〉を図らずもちょうど中間地点あたりで総力特集、此度の〈低反発まくら〉は減量ランニングからの遠征フットサルに続くボディ・メンテナンス三部作の最終回。
不要不急の外出自粛でさんざっぱら肥えた下っ腹八分目を目指して曜日も問わぬ不曜不休の運動、食わねば食わぬほど痩せて動けば動くほど痩せたのは遠からぬ過去の話、体質constitution的に太りやすくなって体調condition的に動きにくくなった身体に必要なのは贅肉を筋肉に変える錬筋術、体重減量と肉体改造の似て非なる二兎を追った先には二律背反ならぬ二兎背反。
運動に励むと筋肉疲労がかさんで身体のフィットネスfitness面が重くなり、コンディションが悪化すればプレーの質(=クオリティ)が下がってたのしさと自己肯定感は激減。
運動を控えてプレーの量(=クオンティティ)が下がると身体のファットネスfatness面が重くなり、贅肉肥満がかさんでプロポーションが悪化すればさもしさと自己嫌悪感が激増。
二兎背反で迫られたのは筋肉フィットネスを取るか贅肉ファットネスを取るかの二者択一、運動はもっとしたいしせっかくなら遊ぶように楽しみたいが、楽しもうとすればするほど休みたくもなるアンバランスなアンビバレンス、錬筋術を実践するには強度と頻度を高めた運動あってこそ、意思とは裏腹に身体がついてかなければ不完全燃焼。
不完全燃焼と言えばこれまでは心理的なカラマワリーだったがこのごろは物理的なキロカロリー、脂肪燃焼と体重減少がかなわぬうちに下半身は太ももからふくらはぎまでバッキバキでアキレス腱とビテイ骨はズッキズキ、痛んでいいのは筋肉だけで骨と腱はケガの兆候だけにスグに休養、誕生日を迎えた年齢が年齢だけに肉は切らせど骨は断たせぬよう我慢するほかなし。
そう昔とは体質も違えば体重も大違い、いまだかつてなかった自分史上最高体重を動かしたことがないんだから身体全体に負担がかかって然るべし。同じエンジンで重くなった車体を動かすならまだしも排気量こと筋肉量も下がってればガタが来るのも致し方なし…。
最後は久しぶりに謎かけ。
贅肉を筋肉に変える錬筋術
と、かけて…
コロナ禍でも平然とやってきた住民税の納付書
と解く。
その心は…
求む減税(贅)!大人にとっては「税金(贅/筋)」の増減が一大事!!