【まくら✖ざぶとん】①⑦⑨『年賀枕二◯二一』
さあ知らぬ間にいつの間にかに年が明けていたような二◯二一年、昨年の夏以降はめっきり高座に上がらなくなったこちらのまくらもどっこい、よっこらしょ、重い腰をどうにか上げて年のはじめのご挨拶。
ちょいと振り返ってみりゃなんてったってカオスな一年だったのが二◯二◯年、人類を襲った未曾有の疫病が流行ったまんまいっこうに廃れることなくロングラン大ヒット、ようやく陰りを見せたかと思いきや返しては寄せる第二波到来、振り返った過去に追いつかれるがごとく発令されたのは昨年の春以来の緊急事態宣言で二◯二一年はしょっぱなから波乱の船出。
例年なら過ぎ去りし一年を総括しつつ本年の抱負なり目標なりを意気揚々と、干支にでもひっかけて高らかぁーにぶち上げるところだが、ちょいとばかし趣きが変わるのは旧年中に取り組みが変わったからこそ。疫病流行により新しい様式を取り入れたのはこのまくらも然り、ただでさえ生きることが窮屈になったご時世、大それたことは語らず謳わずぶちまけず、たわいのない日常をさらっと小噺にした〈低反発まくら〉でご勘弁。
それに伴いてっぺんを守っていた創作活動における優先順位もついに陥落、長編先行でまくらは二の次!だとさすがに言いすぎなら二の矢くらいの位置づけ、更新が停滞すれば勢いも衰退、昨年中の到達を抱負にぶち上げていた二百席にゃ遠く及ばずこの年賀枕でようやく百八十席目、いかにも尻すぼみの展開だが見方を変えればいよいよ尻に火がついたのやも?
なんのそれしき更新はあくまで滞っただけでここに再開ほら再開、昨年は昨年で今年は今年、あとニ十席を残す二百席を目指して細々と、のらりくらりにも及ばぬくらいにのんべんだらりだらりとやってくことをここに誓えば、それまさしく丑年にモウぴったり牛歩の如し、牛の歩みも千里!!
えー、「一字千金」という故事ことわざもありますが、【まくら✖ざぶとん】を〈①⓪⓪⓪文字前後の最も面白い読み物〉にするべく取り敢えず①⓪⓪⓪作を目指して積み上げていく所存、これぞ「千字千金」!以後、お見知りおきを!!