指導者が座って選手が立っているという光景が当たり前すぎな現場への違和感
大学の時の指導者が口にしていた。
「俺の椅子はここにはないんだ、座らないから」
そうだ、コーチングをしているときは、
座っている暇なんてない。
座らないんだから、イスはいらない。
ヨーロッパで選手をしているときも、
指導者が座ることはなかった。
アップのサッカーをしているときでさえ、
座ってみている、なんて稀だった。
これは勝手な推論ではあるが、
ヨーロッパのトレーニング時間が日本のように
何時間もやらないのは、
おそらく、コーチが持たないからだ。
座って遠くから怒鳴っているだけの指導者なら、
3時間も5時間も練習はできる。
ただ、基本的に
「選手と一緒にコートの中で汗をかいている」
コーチはそんな長い時間コーチングできない。
自分のことをやる選手ではなく、
選手一人ひとりのことや全体のことを考えながら、
人を促すということに莫大なエネルギーを費やす
コーチという立ち位置は、、、
相当に疲れる。
だからこそ、コーチがエネルギーを持ちながら、
選手へアプローチできるのは、
おそらく、90-120分だ。
これは、、、私自身がこれまでトレーニングをしてきた
肌感覚になる。
自分のエネルギーと選手の疲労度、
そして集中度合いを考えたとき、
90-120分の間に落ち着くのだと思う。
競技によってトレーニング時間も、
方法論も違うだろうが、
ヨーロッパ発祥のボール競技は、
聴いたところだいたいそんな感じに収まる。
ヨーロッパはクラブ文化で、
同じ体育館をそれぞれのカテゴリーが使うので、
日本の公共体育館のように、
時間の割り当てがあるから、
最初から活動時間が決まっているのかもしれない。
ただ、それぞれのカテゴリーに割り当てる時間は
だいたい90分だったり、小学生だったら60分だったりだ。
過去の記事を転載する。
ご一考くだされば幸いだ。
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