【機材妄想】LマウントVSマイクロフォーサーズVSZマウント
こんにちは。
「機材の妄想をするのはタダやで教」の教祖です。
2024年、主にLマウントのカメラとレンズで数万枚の写真撮影をした経験や市況を踏まえて機材妄想するnoteです。
人生初のフォトコン入賞記念にたくさんシミュレーションしていきます(?)
私の機材
所有
OLYMPUS E-M5 Mark3
M.ZUIKO 25mm f1.2 PRO
M.ZUIKO 40-150mm f4-5.6R
LUMIX 100mm f2.8 MACRO
SIGMA 65mm f2
レンタル(月9,900円)
LUMIX S5M2
LUMIX S 50mm f1.8
LUMIX S 20-60mm
レンタルしたことがある
LUMIX G9M2、Nikon Z6、ノクチクロン、12mm f1.4などなど
見てのとおり、マイクロフォーサーズを所有してるにもかかわらずLマウントのLUMIX S5M2を長期レンタルし、挙句100ミリマクロと65mm単を散財してしまうダブルスタンダード振りです
私のカメラ用途と超ざっくり要件
お花や自然の写真撮影:しっかりしたカメラ。連写やEVFなど必須
旅行や散歩:軽くて人物が綺麗に撮れる、広角寄りのズームと高感度耐性があると◎
今後どうするか?
ざっくり4択あるでしょう。
このままダラダラとレンタルを続け、複数マウント生活
マイクロフォーサーズに統一
Lマウントに統一
いっそZマウントに全移行
突然Zマウントが出てきましたが、私が人生で初めて買ったカメラ、そして私がカメラを知るきっかけになった祖父が好きなカメラがNikonなので、いつかNikonを使ってみたいのです。なのでZマウントを考慮に入れています。
以下、検討しているそれぞれの選択肢のメリデメ等をまとめていく。
マイクロフォーサーズに統一
機材(予定)
【長期レンタルを切りかえ】LUMIX G9M2 / 12-60/2.8-4キット
E-M5 Mark3 / M.ZUIKO 25mm
【購入】M.ZUIKO 40-150mm f2.8、ノクチクロンor45mm f1.2
レンタルのS5M2をG9M2に切りかえて月々の出費は維持、しかしマイクロフォーサーズに絞るので40-150 f2.8のような高級レンズを買う覚悟がキマる。
Lマウントレンズを全部売ることで、上記時点の出費は約7万円見込み。
(雑計算:売却は16万円、購入は中古で23万円程度を見込み)
LUMIXの画質が好きなので、OM-1は2番手以降。LUMIXは赤系統の発色がバランスよく、自然風景と人物撮影両方やる自分にとってかなりの強み。
メリデメ
メリット
LUMIX/OMを併用することで、SNSで心がざわつく度を減らす(割と炎上を気にするタイプなので、S9が燃えたりしたらOMに思いを馳せて心安らかにしたい)
手ぶれ補正が強いため、手持ちで夜景や花火が余裕(G9M2でも2〜4秒程度は行けるという情報を見ている)
名レンズだけでシステムが構成できる(MFTの歴史の長さ&安さ。画質AF防塵防滴個性の共存)
換算300mmまでF2.8通しで使えるので望遠撮影に挑戦できる
G9M2がフラグシップ(SSがover1/8000出せる、連写Optionが多い、シャッター音が好き、Firmwareアプデが続きそう)
OMレンズ中心にすることで、LUMIXのレンズのメンテ体制への不安を一部払拭
なんだかんだ人生初一眼のEM5を手放さない
デメリット
個人的マイクロフォーサーズの最大のデメリットは「今後の進化にあまり期待ができないこと」。新製品の発売頻度が明らかにL/Oとも落ちているので、現状のレンズないし本体に許せない不満があれば、それは(少なくともすぐには)解消されないと思ったほうが心理的な点でよさそう(期待もしなければ失望もしない。ネットの声も気にならない)。
じゃあ私個人が今後何を期待したいかというと「リアルタイムLUT搭載の小型MFT機」が一番大きく、2番手以降で「さらに高感度耐性UP」「OM機へのAWBと色味の改善」「LUMIXへのSSWF復活」「AFのさらなる進化(L/Oそれぞれの相性問題含め)」「F2.8以下通しのレンズの進化・追加」「フラグシップへの肩液晶」「中古買取価格の高騰」など。多いように見えて強い要望はない。
S9との需要の食い合いを懸念するとLから小型MFT機は当面出なさそうだし、他の要望も叶わない前提で、マイクロフォーサーズ統一でいいのか?を考えると小型機さえ諦めがつけば、意外と良いんじゃないかと思えてくる。
次点でマイクロフォーサーズのデメリットは「マイクロフォーサーズだから良い写真撮れなさそう・・・」と無意識下で思ってしまうこと。意外と馬鹿にならなくて、今年はLマウントを使っているから撮影頑張れた節は大いにあると思う。ただもう現像スキルなども含めて相当上がった自信があるので、MFT使っても機材を言い訳にはしないかなぁ。。。と思うなど。
E-M5 Mark3でWBや色設定を追い込んだら、先日の海外旅行で以下のような綺麗な朝焼けを(ほぼ)撮って出しで収められたので、ほとんどのユースケースではちゃんと追い込めば撮れるんよねという気持ちもありつつ。
なお、プチデメリットで「マクロレンズが無い」があるが、ハーフマクロ以上に寄れるレンズが多いので現実的に気にならないと仮定する。
また、特にOMDSにおいて、新品機材すら格安販売する傾向にあるため、資産性は低めと思ったほうがいい。正直中古を買うほうがよさそう。
ダイナミックレンジについて、晴天下で薄いピンクの蓮の花を撮影した時に、ピンクが白飛びして階調がなくなるほど狭いと悲しいけど、少なくともLUMIXは白飛びに強いイメージがあるので、G9M2でもあまり問題にならないといいなぁ、とここは少し希望的観測。
光学特性について
センサーサイズに伴う絶望的な差といえば光学特性なのだが、Lマウントで半年以上、数万枚撮影して思った感想としては
標準ズームレンズ
有効口径10前後でボケすぎない気軽な撮影をしたい
標準単焦点
有効口径20前後で最短30cm前後の撮影がしたい
中望遠単焦点
有効口径30〜40前後でボケの大きさ&圧縮効果で構図を組みたい
※有効口径=実焦点距離÷f値として計算
というのが自分の心地いい光学特性で、これを満たすのをざっくりまとめると
標準ズームレンズ
L)S 20-60mm/3.5-5.6。F2.8通しはボケすぎ
MFT)12-40mm F2.8 PRO / 12-60mm F2.8-4
標準単焦点
L)ほぼ無い。あえていうなら45mm/2.8。50/1.4は画角の割にボケすぎた。50/1.8は思ったより寄れず場面制限が大きい。
MFT)M.ZUIKO 25mm F1.2 PRO
中望遠単焦点
L)65mm/2と100mm/2.8は両方心地いいボケ感。逆にこれ以上はボケすぎか。
MFT)ノクチクロン42.5/1.2やM.ZUIKO 45/1.2が該当
となり、意外とどっちのマウントでも取り揃えが可能だし、標準単焦点に関してはむしろMFTのほうが自分にとっては心地よさそうなことがわかってきた。
あえていうと、フルサイズナナニッパを使うと価値観が変わるかも知れないが、今のところは重さがネックで使いこなせる気がしない。
Lマウント統一
機材(予定)
小型機ポジションのE-M5をLUMIX S9に置き換えることで統一可能。
LUMIX S5M2と50/1.8と20-60/3.5-5.6
LUMIX S9
18-40か20-60か28-200(要る?)
SIGMA65とLUMIX100/2.8
出費は、マイクロフォーサーズを売りさばくと多分14弱にはなるのと、LUMIX S9は本体だけでもよさげなので20強で済むことを考えると、7万程度。マイクロフォーサーズ統一と変わらない。なお、fpは主に機能面の観点で個人的には選ばないかな。
メリデメ
メリット
LUMIXが明らかSに力を入れており、今後の進化が見込める(AF、LUT、ハイブリズーム、SIGMA含め新レンズ)進化の内容と言うより、進化してること自体が大事という考え。
フルサイズなので機材を言い訳にできない。よって腕前を磨く覚悟が決まりやすい
2台で絵作り操作性同じなので扱いやすい
今は興味ないけど、SIGMA 28-70mmといった被写界深度&ボケ感最強レンズを使う余地がある
SIGMAレンズも使える
S9がシンプルにオシャレ
デメリット
2台あるのに絵や操作感が同じで逆に退屈しそう。逆に使い分けが難しくなるのかも
LUMIX並レンズの質感操作感は正直普通。
フルサイズの望遠ズームは重すぎるので現実的ではないかも(ちゃんとMZD40-150/2.8と比較してみたい)
手持ち花火撮影など、暗所の手持ち撮影が夢のまた夢になる(S5M2でキツかったので)
愛するM.ZUIKO 25mmとお別れになる(使わないなら売らずに持っててもカビるだけやしなぁ……)
フラグシップが無い(over1/8000出せる機種がないので明るいレンズを使いにくい。いつかS1後継機を買うという夢を持って生きるのもアリではある)
伏兵:フラグシップMFT×エントリーフルサイズ
機材(予定)
LUMIX G9M2
LUMIX S9
12-60/2.8-4
25/1.2
40-150/2.8
18-40か20-60
65/2
出費はG9M2かS9のどちらかをレンタルするとして、どちらにしても20万少し。EM5とマクロを売却。
解説兼メリデメ
直感に反するようだが、【お散歩カメラこそフルサイズで、本気撮影こそマイクロフォーサーズなのでは】と思っている。お散歩や旅行ではワーキングディスタンスに制限があり、ボケ余地とダイナミックレンジがあり撮って出しで勝てるフルサイズが望ましい。一方、趣味の撮影ではワーキングディスタンスを自在に作れることが多く、現像もでき、多様なレンズを持ち運びたいため、マイクロフォーサーズの方が理にかなう。
この構成にすると、ほとんどこれまでに挙げたメリデメの良いところ取りができる。非常に優秀に見えるけど、もちろん欠点としては今の構成の反転になるからコスパが悪い(標準ズームが2本必要になる点でもコスパ悪め)。
仮に20万超を一気に出す覚悟ができたら、かなり優秀なんじゃないか?と思っている。
またはマイクロフォーサーズ統一プランからの後々変化もありだが、Lマウントレンズ買い直しになるので少し損か。
Zマウント
憧れのZマウント、今移行するならどんな構成がいいか?
機材(予定)
Nikon Zf
40/2
50/1.4
70-180/2.8
24-70/4
コスト面で、カメラ1台で旅行用も趣味撮影も兼ねたいところ。70-180/2.8がフルサイズにしかできない画角とボケ味で少し軽く、これを経験できるのがひとつの強み。
現行のNikon機なら個人的にはZf一択かな。
肝心の費用だが、雑に試算すると30万弱かかる。が、レンタルを卒業できるので実質コストとしては割とお得ではあるはず。
デメリット
マイクロフォーサーズに比べると手ぶれ補正は弱いはず。手持ち花火は無理だろう
AFも言うほど良くないんじゃない?と思ってる
センサーゴミ対策が並なはず(センサー前シャッターはZ8以上のみかな?)
絞りブラケットが無いはず
AFCフルエリアからタッチAFにしても1点にならないはず(細すぎる要望)
ちなみにNikon Z6は利用経験あるが、絵はきっと気にいると思う。
理論的にはかなりいい選択肢だと思うんやけど、めちゃくちゃピンと来るかと言うとなんとなくまだピンと来ないかなぁ。めっちゃ予算使うなら、理想はNikonとOMの併用なのかも。どっかからZf振ってこないかしら(?)
複数マウント生活(現状)
最後に、現状のメリデメもまとめておく。が、ほぼ同じこと書いてるので読み飛ばしてOK
メリット
機材関連のニュースに関して心安らか(前述の通り)
まとまったお金が要らない
LUMIX S5M2はシャッターボタンに不備がありそうなので、修理がついてくるレンタルの方が安全
レンズに詳しくなる(画角と換算焦点距離についてなど)。色んな画角とボケ味のレンズ使うことで、腕前にも少なからず影響があった気がする
デメリット
マイクロフォーサーズのレンズがほぼ25mm単だけなので、中途半端
フラグシップが無い。フラグシップ欲しい
結局どのマウントで行くか腹が決まってないので、一定以上高価なレンズを買えない(望遠レンズとか。あとはストロボとか高級フィルタとかも買いにくい)
フルサイズはF2.8ズームがボケと利便性最強と思っていたが、結局使ってても結構単焦点を使うことがわかった
S5M2の手ぶれ補正では手持ちで1秒以上は無理っぽい
簡単に結論をまとめる
予算面で言えば、10万以内でLかMFTどちらかのマウントへの統一が可能
強い認知バイアスに対して、MFT統一の懸念は言うほど多くない
MFT統一後、小型機をS9に変更する追加課金オプションがある
MFT統一は、一旦機材に関してミーハーにならない心構えが大事そう
30栄一出せるならそもそもZいけるが、憧れだけでそこまでするか?という決め手に欠けている
まとめ
皆さんの機材妄想noteもお待ちしております!
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