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曲と私とDX、時々AI

アラ還の素人が音楽に手を出すのに、デジタルは不可欠でした。
ボーカロイドをはじめとする音楽づくり環境、電子楽器。
もしもそれらが無く、音楽の楽しみを知らずに最期を迎えることになっていたとしたら・・・。DXありがとう。

曲づくりのきっかけ

それは、新たなコミュニケーション手段の模索だったような気がします。
でも、曲づくりを実現したのは、デジタルのアシストを得たことでした。
音感やリズム感という素質に乏しく、さらに鍛え上げる経験も放棄して来た半世紀。
新たな扉を開いてくれたのは、ボーカロイドという伴走者でした。

思いついた詩をiPadのアプリ「Mobile Vocaloid Editor」上のNOTEという音符枠でメロディに載せる。それは作業のような工程ですが、クリエイティブの喜びに満ちたものでした。
このデータをGarageBandに読み込み、試行錯誤で編曲やMIXを重ねて行きます。楽器も弾けず音楽知識も無いアラ還が、生まれて初めて曲づくりの楽しさを知った瞬間です。

以前記事にした『桜映え』のボカロ画面

視聴数との葛藤

それから、自分なりに何曲か形にして来ました。
結構良いんじゃない?っていうものもありますが、YouTubeの視聴数を指標とするならばガッカリしかありません。
人の目を気にするなって?そりゃ無理です。
多くの人に聴いてもらって、高評価してほしい。正直な思いです。
どうすれば良いか?
良い曲をつくれば良い、っていうのは正解ではないようです。
そもそも目に触れないものは知りようがないわけで、皆さんいろいろと考え、またそのための情報が流通している状況ですね。

曲と私とAI

私が最近になって試していることは、YouTubeショートの活用とMVへのAI画像の導入です。
ショートについては、これまでも触れていますが大きく伸びる可能性があります。流れに乗ったときには、短時間で数字が積み上がっていくことがありました。
もう一つのAI画像に関しては、最近のnote記事で取り上げています。
いわゆるMV的なものが見栄え良くできるという観点で、相当に熱が入っていました。
ただ、画像の完成度を高めることに流されている自分にハッとすることもあります。AI をめぐる様々な議論も活発化しています。目的を見失ってしまわないように、あくまでも補助ツールであるという意識が大切なのかなと思います。

Bing Image Creatorに「庭を駆け回っている犬と猫」と入力

飛ぶが如く

さて、今回の制作MVはオリジナル曲の英語版です。
歌詞を日本語的に補足したものを、翻訳アプリで英文に変換。
ボーカロイドの英語用歌声ライブラリで、曲に合わせて再構築してみました。
そして、iPadのGarageBandでリミックスして完成。
背景画像は、Canvaというデザインアプリの写真素材を活用しました。
画像生成AIで思うような成果が出なかったからですが、ふと思いました。
無理にこだわることないじゃん。その時々で、自由に楽しもう!

いずれにしても、デジタルが私に羽をくれ、うまく飛べないながらも、飛んでみたいと思わせてくれていることに今更ながらに驚き、感謝です。

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