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【新規事業】実験を通して解決策が見えてきた話【開発秘話】

はじめに

株式会社マイスター・ギルド新規事業部のヒツジーです。
弊社新規事業部では、新規サービスの立ち上げを目指して
日々、アイディアの検証やプロトタイプの作成などを行っています!

新規事業立ち上げ未経験の我々メンバーは、悪戦苦闘しながら今も新規サービスの立ち上げに向けて邁進しています。
その過程をお見せすることは、なかなか価値のあることなのではないかと考えています。
他社での新規事業立ち上げはどのようにしているかは知りたいところ。けれども、リアルな情報はあまり落ちていませんからね!

新規事業の立ち上げに興味ある方はぜひお読みください!


あらすじ

以前、【開発秘話】新規事業での課題を見つけるのに苦労した話|MeisterGuild(マイスター・ギルド)|noteを紹介させていただきました。
その時、遠く離れた場所にいる人とのビデオ通話時の違和感と疎外感をなくすために一体感を出す方法を考えようという話に一旦落ち着きました。

本記事では、一体感を出す方法(解決策)を実験を通して探った様子をご紹介させていただきます!


何の実験をするのか

そもそもビデオ通話時に違和感と疎外感を感じるのは、どういう時なのかをペルソナであるメンバーに聞いたところ、「自分1人に対して、相手が複数人いるとき」という回答が返ってきました。
相手側の状況は画面を通してしかわかりません。画面外で起きていることはわからない。
また、自分にはわからない会話が相手側だけで起きることもあります。
こういうことが違和感と疎外感につながっていたのです。

この解答をもとに、いきなり実験を開始するのではなく、まずは何を実験するかを話し合いました。

ということで、これらを解決する策の案(実験する内容)をブレストして出していき、以下のような案が出てきました。

  • 「同じ場所にいない感じが疎外感につながってるのでは?背景画像を同じにして同じ場所にいるように感じさせるのはどうだろう?」

  • 「目線が合わないから違和感を感じるのでは?目線が合うようにカメラ位置を調整したらどうだろう?」

  • 「自分のことを見てくれるようにすればいいのでは?そのために、自分を目立たせるのはどうだろう?孔雀みたいにアピールする?」(←これ私が言いました。実験もしました。)

  • 「ディスプレイを大きくして自分を実物大で表示すれば、相手は自然に見てくれるのでは?そうすれば疎外感は減りそう。」

  • 「相手側にカメラ搭載のロボット置いたらええんちゃう?ちゃんと見てくれそう。」
    etc...

ここには書ききれないくらい他にもたくさんあります。
エクセルに全て書き出し、整理します。
そして一つずつ実験していきます!

それでは、実験を通してこれら仮説を検証する、新規事業部メンバーの実験風景をご覧ください!


実験の様子

わいわい

↓背景を同じにして、一緒にいるように感じられるかを確かめている様子。自分を囲むようにディスプレイを配置することでより一緒にいるように感じるかも試しています。(これ、ほんと一緒にいる感じがするんです。居酒屋の環境音つけるとなお良し)

がやがや

↓(左)ロボットの顔のところに自分の顔を表示すれば見てくれるかを確かめる実験。(右)クマの人形を置いたらクマの方を見るのかを確かめる実験。(クマがこっち見てるな?)

にこにこ

大画面に自分を表示したら自然に見てくれるのかを確かめる実験。画面がでかすぎて、社内メンバーに支えてもらってます。笑

新規事業部以外の社内の多くの人に助けてもらいながら実験を行いました!(あのときはありがとうございました!)


実験を通してわかったこと

実験を通して、以下のことがわかりました。
話し合っているだけでは絶対手に入らなかった情報です。

  • まずは自分が相手側(複数人)に見てもらうことが重要

    • 相手側に自分のことを自然に見てくれると一体感が出る

    • いかに自然に見てもらうかの工夫が必要

  • 相手側からは直接自分の顔が見えないとダメ

    • 自分のことを見てくれなくなるので、疎外感を感じる

    • ロボットを置いただけでは、最終的にロボット(自分の方)を見てくれなくなる。クマの人形も同じ

    • 相手側にあるディスプレイのサイズが小さすぎると自分の方を見てくれなくなる

  • 目が合わないと違和感を感じる

  • 視線の高さが実際に相手側にいる時と同じでないと違和感を感じる

  • 背景は同じにした方が一体感が出る。ただし、MUSTではない

  • 背景に合った環境音を流すと同じ場所にいるような感覚が出て一体感が出る

  • 自分から見える視野は広い方がいい。相手側の様子がよくわかるので疎外感が薄れる


さいごに

やみくもに実験をすると時間が溶けるだけで何の成果も得られませんでした〜!となるのは普通に起こり得るのですが、仮説を立てて検証するスタイルにすることで時間を効率的に使えたと思います。
実験をすることでしか手に入れられなかった知見も手に入りました。

この後、
顔が見えないといけないからディスプレイが必要だということが明らかになったので、
じゃぁ具体的にどんなディスプレイを使う??? という問題を抱えることになります。
ディスプレイといってもいろんな種類やサイズがありますよね。

みなさんなら、この後どうしますか!?!?

続きは、また別記事でご紹介させていただきますね。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
めぇ〜〜〜


投稿者: ヒツジ―
(株)マイスター・ギルド新規事業部のヒツジーです!
新規事業の立ち上げに関わる開発の記事を書いてますー。 君も新規事業の沼にハマらないかい? めぇ〜〜〜


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