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見えないエネルギーをレッスンに活かす

生徒の放っているエネルギーを捉えたことはありますか?
生徒がどの様な周波数を出しているか、感じ取ったことはありますか?

エネルギーや周波数という言葉はとても小難しくて、捉え方も様々ですね。
私はこの様に捉えています
・周波数→その人が無意識に外に向けて放っている「自分」というもの、信じ込んでいるもの
・エネルギー→周波数に応じて発しているパワー、雰囲気

今回は、レッスンの中で、エネルギーや周波数を読む事で生じた生徒の変化変容の実例をお話します。

Bさんは初めてのレッスン時、私の方へ近寄ろうとせず、隅で黙ってこちらを見ながら佇んでいました。
荷物や楽器をギュッと握りしめた様子から、怯えてこちらを警戒する様なエネルギーをビリビリと感じました。

直感的に、『この子は深く傷ついた過去があるかもしれない…』と思い、私から“可哀想“という同情のエネルギーを放たないように、場のエネルギーを変える事に徹しました。
まずはBさんの立ち位置を全部許可する事から始めました。
「その場で良いよ!まずは私が自己紹介しようかな〜」

ひたすら私の事を話しながら、Bさんの「微妙な動き」や「持ち物」など、「ここに何を求めてやって来たのか」という情報集めをしつつ、話の中でBさん自身にも触れていく中、少しずつBさんの握りしめた手が緩んでいく瞬間を捉えました。

ここがエネルギーが変化した瞬間です。
Bさんのエネルギーは、警戒心から→平常心、信頼、受け入れ、に変化していき、周波数も、“自分を馬鹿にする人ばかりではない“という、これまで抱いていたシナリオから向きが変わった様でした。

そこからBさんは私が促したわけではなく、自ら一歩踏み出し、楽器を組み立て始めました。そして小さな声で「よろしくお願いします」と。

その瞬間、私の中に熱いものが込み上げて来たのを今でも鮮明に覚えています。

人は無意識に放つ“周波数“によって自分の体験を引き寄せています。
そのループに気付き、そっと手を差し伸べる事で、生徒が自ら硬い殻を破る事が出来る。
そのサポートの大切さを改めて実感した瞬間でした。
Bさんが踏み出した新しい一歩。
それは彼女自身がこれまでの自分の枠を超える大きな変化でした。

では、Bさんに次のレッスンで何が起きたでしょうか?
この枠を超えた瞬間、エネルギーにどの様な変化を生み出したのか。
次回、Bさんがついに掴んだ“ある感覚“についてお話しします!

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