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自己紹介~こども時代~

1974年4月23日 島根県益田市生まれ。
こども時代は、忍者の隠れ里みたいな場所で育った。
隣の家まで数百メートルあって、友達の家に遊びに行くのも2キロ近く歩くのも当たり前。
当然おなかがすくから、途中の家でジャガイモを分けてもらい、河原で焼いたりした。味付け用の塩も借りてね(笑)
横断歩道も自動販売機もなく、バンでお魚や、ちょっとした食材・お菓子は売りに来てた。♪ かわいい かわいい 魚屋さん ♪
川で遊んだら、道路に寝て甲羅干し。お店屋さんが通って起こしてもらい、アイスを当たり棒で引き換える。
戦前ってこんな感じかなぁ、と思うような子供時代だったなぁ。

学校にはスクールバスで通ってて、同級生は男の子ひとり。
バスの運転は、地区のお父さんがガソリンスタンドで働く時間に合わせてたから、朝は六時半出発、帰りも七時近く!
雪で坂道を登れないと、歩いて登校・・一時間以上かかるんだよね。
でも、学校に遅れて登校するの、なんだかちょっとだけ誇らしい気分だったなぁ。
放課後はいつも私の地区のこどもだけが残ってて、上級生が下の子を引き連れて遊ぶの。宿題も一緒にランドセルの上でやる。
毎日毎日暇だから、地区の女子を2グループに分けて、発表会を計画してよくやってた。音楽や振り付けも自分たちで考えてね。
観客は相手チームだけ(笑)

友達のような家族のようなこどもたち。地区のみんなと顔なじみ。
上の子が卒業すると、すごく寂しくて、次は自分の番だと気持ちが引き締まるような気持ちだった。
地区の大人は、、、たぶん忙しかったんだろうなぁ。
ほとんどの家は、外でも仕事がある兼業農家で、しかも大家族同居。
誰もこどもたちの相手まで、できなかったのかもしれないね。

でも、その分こどもだけで山全体を使って探検して、隣町に到着したり、
崖を登ったり、
基地を作ったり、
自由に遊んだこども時代。
自分が考えない限り、楽しいことが始まらない。
自分で考えさえすれば、どんどん楽しめる。
自分が想像すれば、なんでも実現できる感覚。
私のベースはあの頃にできた気がする。


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