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愛の不時着モヤモヤ
コロナ禍で登校できない時期、娘はKドラマ、KPOPの沼にどっぷり浸かっており、今ではすっかり韓流スペシャリスト!韓流ラブで溢れております。「ねぇお母さん、このGI-DLEのこの曲と、IVEのこの曲、どっちがいい?」それぞれの曲を無理矢理聞かせて来るのですが、『は?どっちも同じような曲やん!違いが全くわからん!』などと心の声をうっかり口にしてしまい、娘からどえらいお叱りを受けた先日。娘にワーワー言われている時に思い出しました。そういえば、ワタシも小学生の時に「たのきんトリオ」と「シブがき隊」について、母親に、何回も説明するのに、全く区別がつけられなくて「もう知らんわっ!」とブチ切れたことがあったなぁと。あの時、ワタシは「アイドルがわからないなんてありえない!」と思っていたのですが、今では「アイドル全員、同じに見える!」。あの頃、母親が言っていた事とまるっきり同じことを思っている自分がいて、「あぁ、自分も、ここに辿り着いたか。」としゅんとしてしまいました。
コロナ禍の頃、ワタシは抗がん剤治療中で、自分の事で精一杯。正直なところ、あまり子供達に構ってあげることができませんでした。そんな中でも、娘が熱中できるものを見つけてくれて良かったと言う気持ちから「そんなに韓流が好きなら時間もあるんだし、韓国語を勉強してみたら?もし話せるようになったら、ソウルに連れてってあげる!」と、構ってあげられないという負い目も相まって、ポロッと言ってしまいました。まぁ、韓流好きではあっても韓国語の勉強まではないだろうと踏んでいましたが、毎日コツコツ勉強を続けていたようで、なんと、娘氏、2年間で簡単な会話ができるくらいに韓国語をマスターしてしまった訳です。
そんなこんなで、娘をソウルへ連れて行かない訳には行かなくなりました。どのみちワタシも「愛の不時着」に沼ったクチなので、この際、バーンとへそくりを使って快気祝いがてらソウルに行って、愛の不時着に出てきたカリカリチキンを食べべようじゃないか!と飛行機とホテルを予約したのであります。あとは11月の出発を待つだけの状況なのですが、先日、娘に、「韓国語の勉強して!ビールくらい自分で頼めるようになりなさいよ!時間いっぱいあるんでしょ」と言われ、「それはごもっともでございます!」と、ワタシも少しづつ韓国語の勉強を始めました。最初は順調に進んでいたのですが、韓国語の音に慣れねばだな!と「愛の不時着」を見始めたが最後。3回目の視聴であるにも関わらず、再びハマってしまい、来る日も来る日も「愛の不時着」を見ていたら、娘から鉄拳が飛んできたのです。
「あのねぇ、これは北朝鮮の韓国語で、ソウルで使われている韓国語とは違うの!このドラマを見続けてても、勉強になりません!どうせ見るなら違うドラマにしてよ!」
娘にお叱りを受け、母、再び、しゅん。。娘の指摘がいちいち最も過ぎて、母、立場なし!ワタシはソウルでビールを注文できるようになるのでしょうか?
こんな母ですみません。