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明成法務司法書士法人の急成長を支えるDX化推進の裏側とは その1

こんにちは、明成法務司法書士法人の代表 髙橋遼太です。

こ存じない方の方が大半だと思いますが、、、弊社では、DX化に力を入れています。実際その取り組みが組織の成長のきかっけにも繋がりました。

実は株式会社船井総研研究所が主催する、司法書士・土地家屋調査士事務所経営研究会において「DX of the year」を受賞させていただきました。
その際にインタビューなどもあったのですが、一部抜粋してこちらでも紹介させていただきたいと思います。

Q1:高橋先生がDX化に取り組むきっかけのようなものはあったのでしょうか。
 
DX化というと、AIやRPAというキーワードが先行すると思うのですが、私自身は「システム」を使ってやれることがある、という考えを持っています。
このシステムを使うきっかけになったのは、「数字を把握したい」と思ったからですね。経営をしていくなかで、当然数字をみていかないといけないですよね。収支がどのぐらいで、売上があるのか、人件費を払えるのか、日々目の前の数字をしっかりと追いたいというのが一番でしたね。
 
Q2:先生の言う目の前の数字を追うとは?
 
例えば経営をしていく中で、試算表が出来上がるのはその月が終わってさらに1ヶ月後とかになっちゃうわけです。そこで出来上がった資料に書いてある数字は過去のものなんです。
今この時点の会社の状態が数字で見えなければ、手の打ち様がないわけですよ。
なので、最初はExcelを使って数字を管理してみたのですが、工数もかかる、ずれも起きる、という中でちゃんとした形で数字をデータとしてまとめたいなと思い始めたのが、きっかけですね。そこで出会ったのが当時「ちきゅう」という営業管理システムツールでした。今の弊社が利用しているキントーンの前身ですね。クラウド上のCRMのようなもので、自分でもカスタマイズもできちゃったのですが、これをきっかけにシステムに対するリテラシーが私の中でも少しずつ高まってきたんです。
 
Q3: 会社の状況を正確に理解する、という基本的な考え方からシステム導入が始まったのですね。
 
システムを使うことで数字を把握できるようになるだけでなく、分析することで業務効率化に生かせると思えたところからハマっていきましたね。
最初はあくまでも現状把握のためにやり始めたのですが、そこから見えてくる数字からネックになっているところが見え、それを改善に繋げていく。1ステップ毎の積み重ねから始まったようなものですね。
 
Q4:システム導入に対して、雇用される側の抵抗はなかったでしょうか。
 
正直なところ、スタッフは「めんどうなのでやらない、やりたくない」が基本スタンスでしたね(笑)これはもう私とスタッフの根比勝負みたいなところもありますよね。やることで、自分たちにとってプラスになるんだよ、ってことをひたすら伝え続けました。
実のところ、私自身も全然数字人間じゃないんです。どちらかというと義理や人情を重んじるタイプ。性格的にも大雑把の部類に入る方じゃないかなと。
だからこそ、客観的な指標がないと暴走してしまうので、数字を見ないといけない、というところに落ち着いたというのがありますね。そういった私の性格的なところもあるので、スタッフを評価する時に人間的なところもちゃんと見たいなと思っています。
 
Q5:先生のお人柄も、スタッフにとっては受け入れる際の緩衝材的役目もあったのでしょうか。

そう思いたいですね(笑)という話もありつつ、「数字が出る」というのは、イコールやっている人を適正に評価できることに繋がるんですよね。真っ当に、真摯に仕事に向き合っていれば、数字を意識してなくても、勝手に数字に現れてくるんです。
ちゃんと頑張ってくれている人が見えてくるので、私はその人をきちんと評価できる。結果ちゃんと頑張る人しか組織に残らないようになるんです。それは私にとって理想の組織に近づくことにも繋がりました。スタッフにとっても、きちんと評価されること、そういった環境で働けることは、自分たちの働くモチベーションにもプラスで作用しているようにも見えます。
 

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