療育現場からのつぶやき(10)
さて、5月です。
たくさんのお子さんが4月に就学されて、決まりごとやクラスメートの多い小学校の環境で心が不安定にならないかな…とドキドキだった私の心も、少し落ち着いてきました😊
新しい環境の中に飛び込む時って、これから始まる新たな人間関係に、期待と不安と緊張が入り交じった、なんともいえない感情が湧いてきますよね。
先月の中旬頃、あるお母さんが「うちの子、自分から話しかけたりできないし、まだ友達ができないみたいで…」と心配そうに話をしてくれました。
お子さん本人に「新しいお友達はできた?」と聞いてみても、それほど悩んでいる様子ではないものの「ううん。」と。
そこで私は、ポケモンが大好きな彼に、クラスメートに「ポケモン好き?」って話しかけてみたらどうかな?とアドバイスしました。
そして別の日、「新しいお友達も、いっぱいできたよ✨」と嬉しそうに話してくれた子がいたことを思い出し、その子に「どうやってお友達になるの?」と聞いてみたら…
友達になーろーう🎵
って言ったら、
いーいーよ🎵
って言って、お友達になるよ♥️
と😆😆😆
なんというシンプルさ。
そう、それでいいんだよね。
友達になりたい気持ちがあれば、ポケモンが好きかどうかなんて、どうでもいいんだ。
大人って、自分の体裁や相手の気持ちや友達の意味や、あれやこれやを複雑に考えてしまうから、動けなくなるんだな。
▪自分の欲求に素直でいること、相手に伝えること
▪相手の欲求を、ひとまず丸ごと受け容れること
子どもたちから、コミュニケーションにおいて大切なことを教えてもらいました😊
ちなみに、自分から話しかけられないポケモンの彼も、次に会った時には新しいお友達のお名前を教えてくれて。
なんか、大人ってやだわー💦
と思った、めいりんなのでした。