ベトナム旅、5日目
朝からホーチミン博物館へ行く。途中においしそうな地元のフォーがあったのでたべる。生姜がきいてて美味しいフォーだった。なんか香川みたいだなって思う。香川も朝からうどんを食べる文化があり、この優しい出汁の味と麺が組み合わさった大衆文化を守り続けている。朝からフォーを食べることもなにも不可思議なことはなかった。
博物館へ行く。学習して露出は少なめの服で行った。ホーチミンのいろいろを学べたけど、全部英語での理解になる。頭ではわかるけど、物事としてすっと頭の中に入ってこない。博物館とか美術館の鑑賞は言語が違うとこうも難しくなるのだなと思った。お土産店ではがきを買ってたら、割り込みで横から入りこむ輩がいて、なんとそっちから精算されるという事態が起きた。わたしが買ってる途中にも物をどんと置いて精算する人が現れ、常識が通用しないのだと思った、いや怒った。街で歩く人々も我が物顔でさってゆき、いかにも自分が避けたりどこうとしないかんじがベトナムだな、いや海外だなと思う。
そのあとはドンスアン市場へ行ってお土産を買った。もう既視感。東南アジアってさびれたモールの中に大量の衣服やお土産品を入れ込むのね。人々の気だるさも他の国と酷似している。(嘘かと思うだろうけど、これは褒めている。好きで足を運んでいる)観光地にいくなら、スーパーや市場でとりあえずお土産を買おう。観光地は高い。接客しながら、ビーズでアクセサリーを作っている女性がいて、すてきだとおもった。わたしも、息するように創作活動をしながら過ごしていたい。
そういえば街中を歩いていると「モト?」と聞かれる。「バイク?(のる?)」という意味だが、フランス統治下の名残だろうか。
↓かっくいいモトのお兄さん集
最後のフォーの晩餐を食べて、空港近くのホテルに移る。あしたは7:55ノイバイ空港発なのでもう5時くらいには着いたかないとである。ホテルにタクシーを頼んだが、ちゃんと朝5時に起きてくれるんだろうか。
急に1番すきなデートはなんだろうかと考える。それは日常のデートだと思う。夜のコンビニデートとかすきだな。もし、家の近くに夜までやってる映画館なんてものがあるならば、ナイトシアターデートもいいな。と、ふと思う。
路地裏に入ってみたくなる症候群が併発する。大通りじゃなくて、そっちかい!みたいな道を入ってゆきたくなる。この先には何があるのか期待する。大抵期待に沿うものはないが、ときおり私を刺激するすばらしいものが待っている。これは昔話だが、わたしがいちばん感動したのは、夜中とことこ歩いていると、そこだけタイムスリップしたかのような銭湯が営業していたことがある。
とりとめもない話である。オワリ