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友田とん 『ナンセンスな問い』


名前からして私の心をくすぶる、友田とんさんは何者なんだろうか。興味が湧く。
センスのある装丁、私を刺激くすぐる文体、女性作家だと思っていたら、ところがどっこい男性であった。文フリに出展し、全国書店を行商して歩き、ひとり出版レーベルをしているらしい。月報を書きTシャツもつくったらしい。本の情報によると。

友田とんさんとの出会いは奈良県にある私設図書館ルチャリブロにお邪魔した際である。ひときわこの本が目に入り家へ連れて帰らざるを得なくなってしまった。
購入する際に青木さんから「最近、『百年の孤独を代わりに読む』が新刊で出ましたよ」というお話を聞き、それが頭から離れない。

その後蔦屋書店に寄ったがちゃんと新刊コーナーに配置されていた。私はそれよりも、「百年の孤独」が気になってしまった。まずはそちらから読むべきに違いない。頭の中から離れずにいると、なぜだか「百年の孤独」に関するいろんなニュースが飛び込んでくる。



「本屋には行く。なぜなら体にいいからだ」という文章から始まり、終始へんてこな問いをもとに構成される。私は日常を、あるがはずの前提を問う作業がすごく大好きだ。友田さんの影響で「百年の孤独」と後藤明生の「マーラーの夜」を読んでみたいと思う。書店をぐるぐる見渡すがなかなかない。見つかるまでに長い旅になりそう、な予感。

行きたい書店、早稲田のNENOi、荻窪のtitle、light house、蔵前のHAS。
近々、東京に行かないと!


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