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アンサンブル!〜閑話休題〜

所属オーケストラ(Mフィル)のロビーコンサート参加に向けてはゆっくり、本当にゆっくり進んでいる。というか進めていかないとまたいつものように間に合わなくなる。もうすでに「お節介おばさん」と化している自覚は十二分にあるのだが、当面はこのキャラクターで働いたほうが良さそうである。

 ロビーコンサートのアンサンブルは文字通り「一期一会」。メンバーは大体同じ人になるが、演奏会に向けて結成されて、本番が終わると解散。このスッキリ・あっさり感が好きだ。

 現在私は二つのオーケストラのほか、
*金管五重奏
*室内楽管弦楽団A
*室内楽管弦楽団B
にお世話になっている。気がつけば随分忙しくさせてもらっている。

金管五重奏

最近復帰したSオケの金管セクションの方に誘っていただいて参加している。
ポップスやポピュラー音楽のアレンジものやズーラシアンブラスの楽譜を中心に演奏を楽しみながら地域のイベントの訪問演奏に少しずつ参加している。
 固定メンバーで長期間の活動とイベント参加をするタイプのアンサンブルグループになる。長所は気心の知れた仲間と音楽を楽しめること。
短所は演奏する音楽のジャンルがだんだん偏ってくること、メンバー間の都合が刷り合わずに練習時間と場所の確保が難しいことであろうか。
 私はポップス・ポピュラー音楽はそれほど好きではないので、このジャンルの偏向はやや受け入れ難い。そろそろ卒業したいこの頃である・・・。

室内楽管弦楽団A(仮名)

以前Mフィルの管打楽器セクションのトレーナーに来ていただいたことのあるホルン奏者の先生が主催する「室内楽教室」と銘打った期間限定型のアンサンブルグループである。本番となるミニコンサートと、それに向けて3回の合奏練習。
先生が主催しているアマチュアオーケストラから有志メンバーと、ホルンに空席ができたため誘っていただいて今回は2回目の参加である。曲は先生があらかじめ決めてくれて、合奏では曲の音楽性や歴史的背景も小話を挟みながら「プロ奏者の指導」が受けられる。
「演奏会ありき」の企画ものとしては完成された良いシステムだと思う。
先生のキャラクターも楽しいし、団員さんたちもとても元気の良い方ばかり。それでも外様の私を受け入れてくれる、奇跡のように雰囲気の良いグループである。

室内楽管弦楽団B(仮名)

元々はマンションの住民同士で楽器の心得のある人が集まってアンサンブルを始めたのがきっかけで発生したグループ。室内楽の名は伊達ではなく「少数精鋭」なアンサンブルである。年に2回の演奏会はマンションの共有施設で、練習も月に1〜2回、同じ場所で行っている。今回はホルンが多い編成になったためMフィルのホルン兄さんからお誘いいただいて参加している。固定メンバー型、企画もの型のハイブリッドのようなグループ。
 ご近所さん同士、またシニア層が多く時間に融通が効く人が多いので雰囲気は少数精鋭でありながらおおらか。前述の金管五重奏と比べるとアンサンブルグループとしてはだいぶ成熟していると思う。ジャンルはがっつり古典。

自分の技術にはもったいないくらい色々な演奏グループから声をかけていただいている。練習は個人練習も合奏練習もそれなりに大変ではあるがグループごとの個性の違いや自分の好きな音楽の再認識など得るものはとても多い。
特に室内楽系のグループではあまり知らなかった古典クラシックの曲に演奏という形で触れることができるのが嬉しい。
知らない曲に否応なく触れて、その美しさや楽しさを実感して「また聴きたい曲」「もう一度演奏したい曲」がどんどん広がってくる体験をしてしまうと、前述の金管五重奏団が大衆受けするポピュラーや演歌に変更していく様は何とも歯痒いのである。
おっとこれ以上は愚痴になるので、この辺で。

もう少し色々、続きます。


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