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【通信芸大生日記#6】通信芸大生1年目の学びを終えて。

わたしは2021年の4月に大阪芸術大学芸術学部文芸学科に編入学し、通信芸大生としての学びを始めた。
1年目の学びを終えた感想や気づきなど、振り返ってみる。

1年目に取得した、あるいは取得予定の単位について


ちなみに、文芸学科は2021年の新入生からカリキュラムが大幅に変わっているので、編入したわたしは旧カリキュラムを履修している。
また、編入学時に単位認定を受けているため、文芸学科としての必修科目のみ履修することになっている。

【前期】 

合計20単位
・文章論 課題レポート×2、スクーリング
・詩論 課題レポート×2、スクーリング
・言語芸術論 課題レポート×4
・シナリオ創作論 課題×2
・キャラクター原論 課題×3
・マスコミュニケーション論 課題×4

【後期】 

合計12単位
・小説論 課題レポート×2、スクーリング
・芸術批評論 課題レポート×4
・戯曲論 課題レポート×4
・著作に関する法規と倫理 スクーリング

前期は履修科目が多すぎてレポート作成がかなり大変だった。当たり前ながら、レポートを書くためには文献を読む必要があり、物によっては購入出来ないので図書館へ探しに行くなど、時間を要した。しかしながら、苦労した甲斐あって、1年次で取得する単位は取り終わり、後期が終わった時点では残すところ演習科目のみになった。

通信制大学で学ぶ利点について

初めは戯曲を学べるセミナーや講座を受講しようか迷っていたけれど、結果として大学を選んでよかったと思う点がある。

・幅広い分野を学べる
これに尽きる。独学だった学ばないような分野の勉強が出来ることと、課題レポートを通じて強制的に文献を調べたり、思考する時間が与えられる環境というのはとてもありがたい。「芸術批評論」とか「マスコミュニケーション論」などは、まず勉強しなかっただろう。視野を広げることで、自分の作る作品に奥行きが出るものだと思うし、知識や経験を積めるという意味でも非常に価値がある。

また、レポート課題に対して、評価コメントがつくのも嬉しい。担当教員によってはかなり長文で細かく意見を述べてくれるので、レポートに悪戦苦闘した辛い時間も報われるような思いがした。

通信制大学で学ぶ難しさについて

・スクーリング
通信制大学で芸術分野を学ぼうとするときに選択肢に上がるのが、大阪芸術大学と京都芸術大学(瓜芸)ではないかと思う。後者はスクーリングなしで卒業出来る手軽さが大きなウリの一つだと思う。

今、自分自身が大阪芸大で学んでいて一番の壁に思うのがスクーリングである。スクーリングはいわゆる集中講義なので、3日間連続で終日授業があり、全て出席しないと単位がもらえない。また、通学課程の学生と別の期間に授業を行う都合上なのか、必ずしも土日を含む日程ではなく、平日3日間というスケジュールもザラだ。

履修登録していたものの、仕事の折り合いがどうしてもつかず後回しにした科目もいくつかある。ここが社会人学生に優しくないポイントだなと思う。

今年から、夏期スクーリングはオンライン、冬期スクーリングは通学となったので、以前に比べて比較的やりやすくなったのかもしれない。とはいえ、うまくスクーリングが受けられなくて、卒業が延びている人も少なからずいると思う。

あと、スクーリングで出会った人と話していた気が付いたけれど、通学課程から編入した人や、高校卒業後に入学して学んでいる人が多い印象もある。そういった環境の人たちにとっては、スクーリング多いというのは良いことだろう。

矛盾するようだけれど、普段は一人で勉強しないといけないので、他の学生の進捗を知る術がないし、誰かに質問もしづらいから、スクーリングは楽しい。けれど、働く身からするとスケジュールのやりくりがキツイというのも正直なところ。

瓜芸はスクーリングなしでも単位が取得出来るということだから、その辺りは社会人が選ぶ大学としては適しているのかもしれない。

今後について

目標は3年で卒業なので、着々と単位を取得していきたい。残っているのがスクーリングの演習科目ばかりなのでかなり難航はすると思う。
けれど学びの過程で、自分の仕事と掛け合わせて新しい道が拓けたらいいなあと目論んでいる。大人になって時間を割いて勉強するからには、ただ勉強して単位を取得するだけではなく、学んだことを活かして、大きく育てていくべきだと思っている。

大変だけれど、やるからにはやる!精神で頑張る。
同じように通信で学んでいる人がいたら、一緒に頑張りましょう!

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