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言葉のSDGs

わたしは作家として心にいつも留めていることがあります。それは、作品が社会にとって、また見てくださる方にとって有益であることです。

例えば、言葉というものは大きな影響力を持っています。SNSでの誹謗中傷の問題は昨今のニュースでも多く取り上げられています。それくらいに言葉というものは大きな力をもっていると思い知らされています。

言葉で人を傷つけてしまうことがあれば、その逆で人を励ますこともできるということが大事なことです。

私は、日本人として日本語を使っていますが、言葉は美しい文化です。長い間受け継がれ、変化しつつも、私達の世界を表しています。私達の言葉は、相手に対して敬う気持ちがいつもあるように感じています。お疲れ様、ありがとう、ごめんなさい、と口にしてみると自然と心もそのように、感じることができる。ありがとう、と言えば本当に感謝の気持ちが沸いてくる。言葉を口にするだけで、自分も相手も救われていると思います。

日々の生活のなかで、表現者であるのは作家だけではありません。一人一人、全ての人が表現者です。嬉しいを表現する、悲しいを表現する、その一つ一つの所作が私達の世界を作っています。 

未来のためにできることは、なにも難しいことではないと思います。ありがとうと伝えるだけで、相手も自分も優しい気持ちになれる。そして次の人にもそれが繋がります。誹謗中傷の連鎖が起きるのならば、逆もあり、優しさの連鎖もあります。

そしてその影響力は波のように広がっていきます。良い言葉、美しい言葉は広がって良い影響を与えるし、誹謗中傷は悪いことしか起こさない。それは火の目を見るより明らかです。自分の感覚に正直に、良い悪いの感覚を大事にしてみよう。言葉というものを意識する、それだけでも変わっていきます。幼いころから今までに体験し学んできたことに自信を持って、話してみましょう。

受け継がれきたものに感謝の心を持ち、未来へ繋ぐことは、自然なことであると同時に、これからの子どもたち、世界へ有益なものであることは確かです。

毎日の言葉を大切に、今からできるSDGsをやっていきましょう。

#未来のためにできること

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