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群れる駐妻

コロナ騒ぎで話題のソーシャルディスタンスで思い出した話。



私は基本1人ぼっちなことが多い駐妻だったが、ほんの一時期、周囲に同じくらいの子を持つ日本人が多かった頃もあった。

ちょうどその頃、
「子供の社会性を育まなければ」という焦りから
第一子のママがよく陥る「無理やりにでもママ友を作りたい症候群」
に私も見事罹患。日本人ママ友グループになんとなく入るようになった。

ある時、たまにはじっくり話してみたいなーと思って、一番気の合う1人の駐妻ママ友を個人的にランチに誘ってみた。

すると、あれよあれよと言う間に人数が増えて、

結局「いつものグループ」のメンバー全員になり、

レストランや道中ですれ違ったアメリカ人から

「おい見ろよあそこの集団 皆子連れだ!(意訳)」と何回か言われた。



うん…

何が原因でこうなるかはわかる方にはわかると思う。


具体的な人数は伏せるが、日本人駐妻ママ友つながりだったので
「母の数+(母の数×子+二人目以降)」。
日本での感覚でもちょっとした人数になっていた。

アメリカだとパーティとかそういう施設でもない限り、大人数のママ&子供集団では集まらないと思う。まぁ言うほどアメリカ人ママ友とも集まらなかったんですけれども。
車社会だし、基本目的地集合が多くて、皆で歩道を歩くのは運転しない日本人ママ友としかしなかった気がする…

そして、皆日本人らしい恰好をしていました。
先日当時私が駐妻していたところで流行っていた日本人の服装についてブログ記事を書いたので、良かったら見てみてください


それは、見た人もびっくりするだろう。


多種多様な人がいるアメリカで
・統一された人種
・統一されたファッション
・統一された子供の年齢
そんな集団いたら確かに目立つ。


そして、当時は群れてることを非難されたように感じて
その後「日本人駐妻はすぐ群れる!」とか青臭いことを考えたり
日本人グループからちょっと距離置いて意識高い系を装ってみたりしていた自分…

恥ずかしすぎる…!!



その後も駐妻生活を続けて学んだが

べつに日本人だけが同じ国籍の人同士でつるんでるわけじゃないのだ。



他にも色々あるが、駐妻なり立て当時の
「対日本人」「対他の駐妻さん」相手の意識がもう、ホント、

若さっていうか、
バカさっていうか、

今振り返って思うとすごく恥ずかしいことだらけで悶えそうになる。

そもそも誰もお前のことそんなに意識してないし
一体何に対してそんなに気張ってるのか、見栄を張ってるのか
もし自分を良く見せたいんだったら、マーケティングも方法も間違ってるし



もう色々昔の自分に対してツッコみたいことが山ほどあるが

もし、タイムマシンで新人駐妻の頃の自分に会いに行けるとしたら

「『駐妻だから』こうしなきゃいけない
 『せっかく海外にいるんだから』こうしなきゃいけない
 っていうのは無いんだよ~~!!」


「そして『他人はそれほど君のことは見てないし意識もしてないよ!』」


と言ってあげたいなと思う。


海外行っただけで人間そう簡単に変えられるわけがない。

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