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違う景色が見えてくる時、それは人生の分岐点だったりする。

最近、自宅にいる時間が多くなった。

2018年から親の在宅看護のためにすべての時間を割いていた私は、2020年の今も、在宅時間が長い。2019年に体調を崩し、今は時間を区切ってできることだけをこなしている。

自宅より働くことのほうが好きだった私には、正直つらいことも多い。

誕生日を迎えたあたりから、人生の転換期を感じる出来事にたくさん遭遇していた。

13年も気づかなかった事や、見えなかったもの、解らなかった出来事。見ている景色も感じる空気感も、嬉しいことも。悲しいことも。

でもなぜなんだろう。

そんな景色が見えるようになるまで、幾度となくつらい出来事が私を襲ってきた。もう投げ出したくなるような事もたくさんあった。人生おわりかもしれない、とも思った時期もあるほどに。

人生の分岐点。

どれを選んでも自分の決めた道だと考えられるようになった時、いろいろな景色が広がっていく感覚があるようにみえた。

今までの人生に何一つ無駄はなかったんだと気づき、初めて自分に心から感謝した。こんな事は今まで1度もなかった。後悔ばかりしていたと思う。

それでも、今まで選んだ道は全部。

『この道が、一番いい』って。

そう、決めたのでしょう?

最近自分の心に、そう問いかける。



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