現世でのミッション

「愛情」が自分の変化するきっかけとなり
現世でのミッションだと思った

人と初めて会うとまずは
はじめまして
こんにちは
みたいな堅苦しい挨拶をするはずだ

仲良しとのオフ会にしても
はじめまして
やっと会えた〜
みたいな軽い挨拶があるはずだ

彼とはそれが全く無かったのだ
カラオケの部屋に入ってくるや否や
すぐ歌う…モノマネカラオケだ

そしてシラフなのに酔っ払いノリで
ベルトを外したりボディタッチをする
(普通に考えたらただの変態だ)

自分でもコミュ力が高いと言うが
そういう挨拶みたいなことを全て
すっ飛ばしても不快にさせないだけの
魅力があった
すぐに惹かれた

秒でパーソナルエリアに入り込んできた
惹かれ合った

わたしはなかなか人に心を開かない
付き合っている人にも女友達にも
全てを晒さないし、高い壁を作る

学生時代の友人もほぼいないが
細く年賀状だけで繋がっている友人は
多分わたしのことを何も知らない

子供の頃から自分の気持ちに蓋をして

それを言うことも表現することもしない
空気を読んで嫌われない言動をする
(長女あるある)

理不尽で間違っていることに対しても
反論もしないし怒ったりもしない

自己肯定感も低いしコンプレックスの塊
期待しない諦め癖もついてしまっていた

そんなわたしの心に飛び込んできた彼

彼の素質によるところが大きいが
他人という気がしなかったからこそ
緊張もしなかったし
初めて会った人の気もしなかった

パーソナルエリアに入り込んできても
不快な感じがしない
だから心を開くのも早かったし
壁も作らない、飾らない、素でいれる
頼れる、甘えられる、安心感がある

余談だけれど…
わたしが不快と感じた男性への塩対応は
ちょっと…いやかなり酷い
(主に仕事絡みとTwitterや出会い系界隈)

仕事でそんな人に応対するとき
対面での会話でもメールでも電話でも
淡々と冷たい言葉で塩対応する
聞いている人が「嫌いでしょ?笑」
「ムカついてたでしょ?笑」と言うほど
わかりやすいのだ

話が脱線したが
そんなわたしを変えてしまった彼

彼に対して心を開いてからは
素直な自分で生きられるようになった

自分の気持ちに蓋をしなくなったし
喜怒哀楽も生まれ、自己肯定感も上がった

他人からの目線は気にせずに
自分軸で生きていけばいいのだと思った

ダメな自分も受け入れて
わたしはこのままでいいのだ、と
思えるようになった
自分を否定せず愛せるようになった

自分の意見も言えるようになったし
モヤモヤしていることを貯めなくなった

相変わらず期待しない諦め癖もあるし
ふとわたしが生きている意味はあるのか
いなくても世界は回るだろう、などと
生きる理由を考えることもある

死にたいということではなくて
漠然と自分がいなくてもこの世の中は
何の影響も無く動くだろうという
自己肯定感が低い人が割と普通に考えること

自己肯定感が下がると理由なく凹む
ちょっとしたきっかけで寂しくなる
その度にまだまだだなと思う
精神修行が足りないのだろう

恋愛での苦労が多かったからこそ
これまで見付けられなかったからこそ
愛情こそがわたしの生きる上での
ミッションだと思っている
(視てもらったわけではない、直観)
「自分を愛すること」
「彼の愛情を素直に受け取ること」
「彼へ愛情を注ぐこと」
前世では成就しなかった恋愛があった
彼と歩んでいく中で成就させたいと思う
肉体が朽ちるときに思い残すことなく
「自分を愛せた」
「彼からたくさん愛された」
「彼へたくさんの愛情を注げた」
と思えるように