「人生を面白がって生きよう」事業推進部 E・S
その人が大切にしている言葉を知ることで、その人の考え方や生き方に、もっと触れられるかもしれない。「あ、もっと知りたい」そう思う、きっかけになるかもしれない。
そんな想いで始めた、名優で働く人が大切にしている言葉についてインタビューする「a motto(ア モット)」。
第15回は、事業推進部で働くE・Sの a motto です。
― 大切にしている言葉を教えてください。
何かこう、生涯にわたって大切にしている1つの言葉、みたいなものはあまりなくて。
ただ、その時その時で自分に合った言葉。「ドンピシャだな」と思った言葉は、手帳に書き留めるようにしているんですね。
後から手帳を見返すと、あの時はこういうことで悩んでいて、だからこの言葉が刺さったんだなとか。時間が経って、改めてその言葉をみると、別に今は刺さらないなというものもあったりして。
名優に入社してから知り合った言葉の中に「人生を面白がって生きよう」という言葉があるんです。
これは以前、社長が企画した「私のおすすめ図書」という企画の中で、今はもう退職してしまったNさんが推薦してくれた本にあった言葉で。樹木希林さんの著書なんですけど。
その中に、気楽に、人生を面白がって生きようという言葉があって。自分にはなかった言葉だったから、へぇ、面白いなと思って、書き留めたものですね。
ー 自分にはなかった言葉。
私、肝っ玉が小っちゃいんですよ(笑)。失敗したらどうしようって。
だから、検品とかをしていても「私肝っ玉が小っちゃいから、自分なりに真面目にやったんだけど、もう一回ダブルチェックして下さい!」って誰かにお願いしたりして。
「そんなことないでしょ」って、みんなに肩を叩かれながらやっています。
できた!完璧!みたいに思えればいいんでしょうけど。なんかこう、お仕事となると、間違えちゃいけないので。
真面目過ぎる部分というか。慎重になりすぎて、面白がれていない部分があるなと思っています。
ー 樹木希林さんの「面白がる」って、どういう文脈なんですか?
もちろん、起こった出来事をこう、面白くとらえるとかそういう意味もあるんですけど。
自分の視点だけにはならないで、他の人の意見も聞いてみようとか。切羽詰まりすぎないようにっていうんですかね。「なるようになるのよ」みたいな。
樹木希林さんって、すごく破天荒な人生じゃないですか(笑)。私は、普通の平凡な主婦で、この人みたいに波乱万丈はないんですけど。
自分なりに日常の中で、面白いなと興味を持ってみようとか。自分と違う視点を取り入れてみたり、肩に力を入れすぎないで、ちょっと顔を上げてみようみたいな。
この言葉と出会って、そんなことを考えています。
私、うつむきがちなので(笑)。
ー 意外です(笑)。Sさんはなんというか、ハッピーオーラ―じゃない?
両極端なんです。すごくハッピーな部分もありますし。
「自分は運がある」って思っているんですね。名優との出会いもラッキーじゃないですか。いい職場で働かせてもらっていますし。
他のママ友さんたちのお仕事の話をきくと、やっぱりこう、なかなか自分の思い通りにシフトが組めないとか。お給料がずっと足踏み状態とか、そんなお話しを聞いたりするので。
私はたまたま見たチラシで名優と知り合ったけど、それってすごくラッキーな出会いだなって。
でも、ただ運がいいだけじゃダメだなって思ってます(笑)。
だからおうちに帰って、落ち込むこともよくありますよ。「あたしってダメだな…」って。
そんなときは、「人間だもの」って思ったりするんですけどね(笑)。
ー 結局ポジティブですね(笑)。
あと最近、「天国に行くときは何も持って行けないんだよ」という言葉に、おっ!と思いましたね。
いろんなブランドのバッグとか、ジュエリーとか。
いっぱい手にしても、手にしたっていう思い出は残るけど、それを持って天国には行けない。最後はみんな体一つでいくのよ、って言葉があって。
社長もよく「人はみんな死ぬんだから。生きている間を一生懸命、自分なりに社会に貢献しながら生きよう」ってお話しをされるじゃないですか。
豊かさはものではなくて、自分の気持ちの中の満足感にある。
一生懸命やった気持ちとか、目標に向かって進んでいくとか、自分の周りにいい影響を与えるとか。
ー 今日とても素敵なジュエリーしてますけどね(笑)。
いやいや!これは(笑)。
1on1の時は、自分の中で正装というか。毛玉のセーターではなくて、ちゃんとして会おうって決めているんです。
いつも気持ちよくお仕事させて頂いて、感謝していますという気持ちを、こういう節目できちんと伝えたいなと思っていて。
言わなかったら、わからないじゃないですか。どう思っているのか。
不満を抱えながら働いているのかな?って思っちゃうかもしれないですよね。
恥ずかしいって思う人も、もしかしたらいるかもしれないけど。そういう所は、私は素直でありたいなと思っています。
(聞き手:優一)