詰将棋創作相談室「長期間かけて1つの作品を完成させるのが苦手です。」
詰将棋はサクッと完成する場合もあれば、どこかで行き詰まるなどの理由で完成に長期間を有する場合もあります。
完成期間が長期化する要因として、モチベーションの程度も深く関わっています。
詰将棋創作自体に飽きてしまうこともあるでしょう。
思い付いたアイデアで作ってみたら案外面白くなくて、その作品への興味が失せてしまうこともあるでしょう。
詰将棋を創作する者ならば、誰しもが経験していることだと思います。
ここで大事なのは、「詰将棋創作に締切はない」ということです。
作品展の応募締切が迫っているなどの状況は多々ありますが、無理して応募する必要はありません。
創作を趣味としてやっている以上、焦って完成させなくてもいいですし、何なら完成しなくたって何も問題はありません。
別作品の創作に浮気をしたっていいですし、詰将棋創作自体から離れたって何の問題もありません。
漠然とした義務感から無理に創作を続けても、作品のクオリティーは高くならないですし、モチベーションを更に低下させる原因にもなります。
しいて言うならば、創作の締切はその人が死ぬまでと言えます。
極端に聞こえるかもしれませんが、「死ぬまでにいい作品を1作創れればいいや」という割り切りも大切です。
「100作の駄作」よりも「1作の名作」を創った方が、作家としてはいいでしょうから。
そう考えると、創作を焦る理由はいよいよ無くなるのではないでしょうか。
別に最短ルートで完成まで向かわなくてもいいわけです。
詰将棋創作に限らず、上達のコツは「続けること」「好きであり続けること」です。
これが最も重要であり、最も難しいことです。
詰将棋創作が好きならば、「どうしたら続けていけるか?」「どうしたら好きなままでいられるか?」を考えた方がいいでしょう。
何事にも距離感は大事です。
ちなみに、私は詰将棋創作を辞めては戻ってきてを、年がら年中繰り返しています。
完成していない謎在庫も山ほどあります。
まぁそんなもんです。
【 質問募集 】
詰将棋創作について質問があれば、下記のマシュマロにメッセージを送ってください。
(なければ自作自演で質問を考えていきます。)