詰将棋創作相談室「詰将棋を作ってみたいのですが、難しそうで手が出ません。」

Q.詰将棋を作ってみたいのですが、難しそうで手が出ません。

A.1手詰から作ってみて。

何かに興味を持ったとしても、実際にそれを始めるのはエネルギーが要ります。
「いきなり難しいものを作ろうとしている」のが、ありがちな原因の一つです。
素晴らしい詰将棋作品を見て、「こういうのを作らなければならないんだな」とハードルが上がってしまうのは、ある意味自然な反応と言えます。

そういう人はまず1手詰から挑戦してみてください。
意気込んでいた人は「1手詰?」と思うかもしれません。
1手詰だって詰将棋であることに変わりはありません。

そもそも詰将棋作品を創る上で、手数はまあまあどうでもいいです。
基本的には、表現したい狙いに対して手数が決まってくるものです。
表現上1手詰が最善なら、当然1手詰だって立派な作品になり得ます。

「1手詰も難しい…」という人は、詰上りの局面を作るところから始めてみてはどうでしょうか。
例えば、下図のように玉と王手駒を配置します。

何か駒を追加して詰んでいる局面を作ってみてください。
これができたら、玉や王手駒の位置を変えたり、王手駒の種類を変えたり、条件を色々と変えてみてください。

とにかく最初の段階で大事なのは、「私は詰将棋を作ったんだ!」という成功体験を重ねることです。
「今まで何かに挑戦するたびに挫折してるわ…」という人は、自分の中にあるハードルを下げるところから始めてください。


【 質問募集 】
詰将棋創作について質問があれば、下記のマシュマロにメッセージを送ってください。
(なければ自作自演で質問を考えていきます。)