笑える将棋作品展 出題
【 改訂 】2023年12月29日
④springs作の「渉」について、説明が不足していたため追記しました(下記の太字部分)。
「笑える将棋作品展」を開催します。
「笑える将棋作品」をテーマにした作品展です。
遊び心溢れる個性豊かな作品が集まりました。
今回5作を出題し、解答を募集します。
結果発表の記事は1月27日(日)にアップする予定です。
解答要項
下記の情報を担当の駒井めいまで送付してください。
1作でも解けたら、解答や短評を是非お寄せください。
出題
① おかもと 作
【 作者コメント 】
一つで二つ、三角四角。
★ 普通の詰将棋。手数は一桁です。
② せら 作
【 変則ルールの説明 】
・最後の1ピース
出題図に指定された枚数の駒を”追加”して指定されたルール・手数の完全作にする。追加する駒は、攻方の駒、受方の駒、攻方持駒いずれでも構わない。
(補足)
ここで言う“追加”は、標準駒の範囲内で行われる「受方の駒台または駒箱から盤上または攻方駒台への移動」のこと。玉は駒台に移動しない。
【 作者コメント 】
まず普通の詰将棋として解き、次にその詰上がり図に1枚追加して9手の詰将棋にするという問題です。b)が解けたら手順をa)と比較してみてください。
★ 条件a・bの二つを解いてください。
★ aでは出題図を普通の詰将棋として解いてください。
★ bではaの詰上図に1枚追加して詰将棋9手の完全作にしてください。bの解答としては、追加駒・詰手順を答えてください。
③ 堺健太郎 作
図1のように歩を並べるとちょうど20枚で輪になった。図2のように歩を3枚くっつけると〇印の角度が24度だった。このとき ∠ABC の角度を求めなさい。ただし、歩は将棋で一般に使われる駒であり、欠けてはいないものとする。
【 作者コメント 】
どちらかというと算数の問題です。
★ 将棋駒を使った数学の問題。
④ springs 作
※ 正解手順は複数あります。どれか一つを答えてくれればよいです。
【 変則ルールの説明 】
・非王手可
王手を掛けなくてもよい。
・全取禁
駒を取る手は禁手。詰みやステイルメイト等の概念も駒を取れないことを前提とする。
・最善
攻方はなるべく早く目的を達成するように着手し、受方はなるべく目的が達成されないように着手する。
・ステイルメイト
王手は掛かっていないが合法手がない状態にする。
・渉
前に1~3マス進める駒。他の駒を飛び越えることはできない。
【 作者コメント 】
こういうゲームありますよね?
★ 「非王手可」「全取禁」「最善」「ステイルメイト」という複数のルールから成る作品。更に、変則駒「渉」が使われています。
★ 攻方の目的は受方をステイルメイトにすること。対して受方は自身がステイルメイトされないように抵抗します。
★ 受方玉がおらず、非王手可ルールがあります。王手を掛けようがありません。
★ 全取禁ルールがあるので、何があっても駒取りはできません。
★ 「渉」は変則駒。前に進める駒ですが、進めるマスは着手する側が1・2・3のいずれかを好きに選べます。
★ 受方の持駒は残り全部ではなく、歩8枚なのでご注意を。
⑤ Relax 作
※ 非限定が多数あります。解答は最終手と手数のみで構いません。
【 作者コメント 】
非限定多。解答は最終手と手数だけでいいです。
★ 歩は通常18枚ですが、本作ではそれ以上あります。歩以外の駒は通常と同じ枚数が使われています。
★ 二歩や打歩詰は本来禁じられていますが、本作ではこれらは可能です。
★ 以上の変則ルール以外は普通の詰将棋と同じルールです。手数は100手台。