詰将棋創作相談室「手数を決めて作るのが苦手です。」
表現したい狙いに対して手数が決まってくるのが基本です。
ただ、「初級者向けに3手詰を作りたい」「難解な1手詰を作りたい」「投稿先に手数の指定がある」など、手数が先に決まる状況もそこそこあります。
「手順を逆算して手数を延ばしていく」創作方法(いわゆる逆算法)でやる場合、目的の手数まで逆算したら止めればいいです。
ただ、どのような手順が逆算できて、どれくらいの手数まで延ばせるかは、元の素材(と技量)に依存します。
「目的の手数=作品としてベストな手数」になるとは限りません。
いくつか作って、目的の手数に収まったものを選ぶことになるでしょう。
逆算で作っている限り、最終的に手数がどれくらいになるかは予想できません。
一番いいのは「手順構成を決めて、手順が成立するように配置を検討する」創作方法だと思います。
先に手順を決めるので、作品が完成すれば目的の手数になるはずです。
例えば、
・1手目:大駒を捨てる
・2手目:守備駒で取る
・3手目:小駒で詰ます
と決めてしまえば、この詰将棋は当然3手詰になるわけです。
この方法においても、作品としてベストな手数を追い求めた結果、手数が前後することはあります。
しかし、逆算で作る場合と比べると、手数が極端に変わることは少ないと思います。
【 質問募集 】
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(なければ自作自演で質問を考えていきます。)