ビッテンフェルト
○ビッテンフェルト ( Bittenfeld )
地名姓。
かつてはビッテンフェルトと呼ばれた地があったが、1975年1月1日以降、ドイツ南西部にあるバーデン=ヴュルッテンベルク州ヴァイプリンゲンの一市区となっている。
feld は開けた場所 ( 土地 ) という意味。
Bitten にはボタンを作る人というイギリス由来の意味もあるが、サギのように騒々しい鳴き声を持つ、魚を捕る鳥の愛称だという説もある。
後ろに「feld」が付くため、「ボタンを作る人」よりも「サギに似た鳥」が相応しいのではないかと思うがどうだろう?
サギ ( に似た鳥 ) のいる土地という名前ではないか、と予想する。
ちなみに地名姓は「出身を表す名前」のこと。
その人の識別を容易にするため、ビッテンフェルト村から来たフリッツさんという感じで付けられる。通常地名姓が付けられるのは、もともと住んでいた村を出て別の場所に引っ越してから。
さて、この町ビッテンフェルトの歴史が始まったのは、1185年から。1574年になると、アウグスブルク市の貴族、ヘルヴァルト家の所有となり、彼はヘルヴァルト・フォン・ビッテンフェルトと名乗るようになる。
ヘルヴァルト・フォン・ビッテンフェルトは、帝都アウグスブルクで最も古い連隊都市貴族の一つである旧貴族の名前。
ちなみにこの町の名前から付けられた、ビッテンフェルトというりんごの品種もあるよ。