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憎むより許す方が難しい

皆さんは、映画、テレビドラマ、漫画などから学ぶことはありますか。

私はこれまで多くのことを学んでいます。

今回は学んだことの一つを書こうと思います。

「憎むより許す方が難しい」

テレビドラマ「Dr.コトー診療所」のワンシーンを見た時以来、その言葉が今も私の心に残っています。

漫画が原作のこのドラマは、離島の診療所で働く五島という医師と、その島で暮らす人々が織り成す人間模様を描いています。

とある回の話ですが、妹を五島医師に見殺しにされたという週刊誌の記者が島を訪ねてきます。

正確には以下に書く出来事が過去に起きています。

以前、五島が東京の大学病院勤務をしていた時、手術を終えて仮眠室で休憩していたところ、経験の浅い医師が対応していた患者が急変し、その対応に呼び出されます。

それと同時に、工事現場ほ建築資材が崩れる事故に遭遇し、腹痛を訴える女子高生が兄の付き添いで搬送されてきます。

急変患者の対応が終わるまで、その女子高生を経験の浅い医師に任せますが、あろうことかその医師は逃げ出してしまい、女子高生はそのまま息を引き取ってしまいます。

それ以来、その女子高生の兄は五島を恨み続けていました。

島内のスナックで、その兄である記者に、島の医師の誤診で妻を亡くした過去を持つ島民の男性が語りかけます。

「人を恨むのは簡単だ。憎しみを相手にぶつけるだけだからな」

そしてその時、スナックのママが言ったのが次の言葉です。

「憎むより許す方が難しいのかもね」

生きていれば色々あって、他者に怒りや憎しみの気持ちを抱くことはあります。

しかし、とても難しいことですが「許す」ということは、自分自身のためでもあり、前を向いて生きていくために大切なことなんだろうなと思っています。

最後までお読みいただき、有難うございます。

※トップ画像は「みんなのギャラリー」より「ムラカミアヤノ」様の作品を拝借しました。有難うございます。

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