耐久年数の限界を感じ、ものを買い替える
わたしは物持ちがよい。というより、ケチなので、傘やらタオルやらを20年以上使っていたりする。
ただ、耐用年数はとうに過ぎているので、機能を果たしていないような気がしてきた。
特に羽毛の掛け布団。寝ているうちにどこかにいってしまう。ペラペラで暖かくもない。25年ぐらい使っているのだから、当然と言えば当然。「わたしのライナスの毛布」ぐらいに思っていたが、そういう次元を越えてしまっているし、あれは比喩である。ここ半年ぐらいで、洗濯をしても、復活しなくなってしまっていた。
あるとき、物を大事にするって大事だけれど、自分を大事にしていないよね、ということに気が付いた。
ガサガサのタオルは使い心地はよくないし、ペラペラの掛け布団も気分の良くなるものではない。全然、撥水しない傘を使っても、テンションが下がっても上がることはない。
実家から持ち出してきたものをそろそろ手放そう。まだ、使えたとしても、耐用年数以上は使っているのだから、バチは当たらないはずだ。
自分に接待しよう、などという記事を書いたこともあるが、すぐに忘れてしまう。自己肯定感の高い人、自分を大事にできる人は、きちんとセルフケアができる、というのは真実なのだと思う。
ここ最近、わたしが買い替えたものはこんな感じ。
【1】フライパンと鍋
フライパンで冷凍餃子を作ると、見事に皮と中身の具が分離して、食べるときに非常に不愉快な気分になっていた。同時期に買った鍋の内側のコーティングも剥げてきた。とはいえ、ミニキッチンなので、物は減らしたい。そんなわけで、思い切ってレミパンを買った。フライパンと鍋の二つの役割がこなせる優れものである。
買ったはいいもの、暑くてあまり使っていない。レンチンと炊飯器で料理を済ませてしまっている。秋以降、いろいろ作っていきたい。
【2】毛布(ブランケット)
25年使った羽毛布団を捨て、Amazonで洗濯ができるポリエステルの安いのを買った。
軽くて肌触りがよいことに驚く。大きな掛け布団とこの薄いブランケットで、冬も何とかなりそうだ。
【3】タオル
実家ではバスタオルを使う習慣がなかった。かさばるし、なかなか乾かないので、フェイスタオルが使われていた。わたしもその習慣を継続している。何度かバスタオルを買ったが洗濯のときに手間なのですぐ雑巾にしてしまっていた。フェイスタオルも、ペラペラでガサガサになってきたので、ちょっとだけ、良さそうなものを購入してみた。
使ってみると、やはり気分がいい。ああ、新しいタオル、最高!
そんなわけで、ちょっとずつ入れ替えを行っていきたい。
【4】まとめ
なぜ、買い替えをしなかったのか、ちょっと考えてみた。フライパン、毛布、タオルに共通するもの、それは人に見せることがない、ということだ。
狭いワンルームに人を呼ぶのは憚られるし、そもそも友達もいないので、自分が満足していれば問題がなかった。
ボロボロの洋服は着ないけれど、人の視線に晒されることのない靴下や下着は穴が開くまで履いてしまうことは、あるあるではないだろうか。
人間って、本当に社会的な動物なのだな、と思う。他者の視線の有無が購買行動を大きく左右する。(そういえば、仕事用のカバンは2年ぐらいで買い換えているので、わたしにも社会性はあるのだな)
ただ、これからは、自分の生活満足度を上げるような買い物も、ちょこちょこやっていこう、と思う。それで破産してしまったら、それは政治が悪いのであって、わたしの責任ではないと思う。