交互浴、ととのわない
デスクワークで、体が凝り固まり、頭痛や腰痛がひどくなってくる。肉体的な疲労や精神的なストレスが溜まってきたかな、と思ったら、銭湯に行くようにしている。病院やマッサージ店に比べれば、安い対処法である。
私にとって、自宅は安全地帯であり、巣のようなところである。
けれど、悪循環に陥ると、仕事のことを延々と考えてしまったり、だらだらとスマホを触ったりして、だんだん鬱々としてくる。空間を変えなければ、気分転換ができない。
そんなとき、近所の銭湯で、体を温める。
そして、ネットで「交互浴」の存在を知り、毎回やっている。正直に言うと、例の「ととのう」という感覚は全然わからない。
ネットの体験談を読むと、ものすごく集中ができる、よい瞑想のようなニュアンスもあれば、オーガズムを想起させるようなことを書く人もいる。どちらにせよ、健康には良さそうなので、チャレンジはしているが、全然整わない、というのが正直なところである。
ただ、交互浴をすると、すごく疲れる。翌日にも、若干の疲労感が残る。これは、あれに似ている。そう、水泳である。泳いで、ぐったり疲れて、ふやけた体になって眠る。次の日も、少し体が重い。「あー、昨日、プールで泳いだからだな」という学生時代の感覚を思い起こさせる。心地よくない疲労である。
もしかしたら、水泳をするのと同じぐらい心臓などに負担がかかっているのかもしれない。やり方が間違っているおそれもある。ただ、熱い湯と水風呂を行ったり来たりしていると無心にはなれる。気分転換という当初の目標は達成できるので、これからも続けていきたいと思っている。
いつか、ととのったら、報告する所存である。
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