「食欲」に関する一考察 ~食べることばかり考えてしまう
ここ数週間、食欲が止まらなかった。
原因はいくつかある。
まず、昼食を会社の外で食べるようにしたこと。会社の近くには牛丼屋やマクドナルド、個人経営の中華料理や韓国料理と、結構いろいろな選択肢がある。ただ、どの店にも行けるわけではない。薄給なので毎日の出費となると、かなり痛い。すると、価格帯がリーズナブルであること、40分ぐらいは店で過ごせることなど、いろいろな条件を考えるようになる。そうすると、店選びに「思考」が使われ、昼食が一日の中でイベント化していく。
次に外食は手作り弁当やコンビニ弁当に比べれば、自ずと量も多く、油っぽく、カロリーも高くなるだろう。そんなに変わらないと思っていたが、やはり、重いのだ。お腹が常に張っていて、それほど空腹は感じていないのけれど、何かを食べたい、という衝動が夕食時にもやって来るようになってしまう。
最後に、ストレスを解消するために食に走っていた、というのもある。仕事のストレス、人生の虚しさを炭水化物で埋める。すると、どんどん体重が増えていった。
これはまずいと、ウォーキングを再開し、せっせと歩いた。昼食も自炊弁当(野菜スープ)に戻したら、ここ数日はお腹の膨満感は解消され、少しずつではあるが、体重も減り始めた。
『笑ゥせぇるすまん』の喪黒福造は「あなたの心の隙間をお埋めします」と言っていたが、食べることで空虚感を埋めようとしていたことは否めない。
職場に対するフラストレーション、ないものねだりをしてしまう自分のあきらめの悪さ、誰にも必要とされていないという孤独感、いろいろ重なっていた。
そんなわけで、食べることは楽しいけれど、それが自己目的化してしまうと、他のことに気が回らなくなる。
しかし、食べることだけを考えているって楽だし、心地もいい。難しいことを考えないって、気持ちのいいことなのだ。その結果、身を滅ぼすことにもなりそうで怖くなってきた。
noteにドンピシャの記事もあったので、同じ症状を抱えている方はご一読あれ!
食欲が食欲を呼ぶ。ただ、食欲がないときのほうが、きついのも事実。そうなると、加速度的に痩せていく。
今は、不満はあるけれど、ある意味では、ぬるま湯なんだよな。大丈夫かしら、自分。