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物価高騰が身に染みる

物価高騰のニュースが頻繁に流れ、そのうえ増税するとかしないとか。こんなに国民を苦しめる政府に対して暴動すら起きない日本って平和。

というより、暴動を起こすほどの体力すら残っていないのだろう。わたしは連帯やデモの仕方も知らないし、日々の労働が重くのしかかる。フランス人はすごいな、としみじみ思う。

ミクロなお財布事情を告白すると、外食のラーメンから、ちょっと遠ざかりつつある。自分の中でラーメン一杯に出せる額は850円までが限界で、920円だとちょっと厳しいな感じることがわかった。だったら、スーパーで生麺タイプを買って自分で作ろう、となってしまう。

4月2日時点で、ビッグマックのセットが750円。これはまだ出せる。ただ、900円になったら、買わなくなるだろう。

気のせいか、立ち食いそばとかも、500円以内に収まらない価格帯のメニューが増えてきたような気がする。

こうなってくると、毎日自炊をしていくしかない。賃上げもないし、雇用も不安定だし、転職活動をしているさ中なので、自分がどうなっていくのかも見通しが立たない。

なんだか、どれぐらい国民を痛めつけても大丈夫かどうかの実験をされているような気すらしてくる。あきらめが先に来て、怒るエネルギーもない。

とはいえ、2023年4月23日の統一地方選挙には必ず行く。わたしは選挙権を得てから、棄権したことは一度もない。小さな選挙から国政選挙まで皆勤賞である。しかし、わたし一人だけでは駄目だ。

選挙に行かない5,000万人を説得する術を誰も知らない。もし、5,000万人が投票しても、政治や国に何の変化もないとわかれば、まだいろいろ納得できる。ちゃんとあきらめられる。投票率が100%になれば、政治家の面子は大きく変わると思うし、選挙そのものも、政策も大きく変化するだろう。今とは内容が違ってくるはずだ。

(まあ、投票率100%で軍事独裁国家になってしまう可能性もゼロではないのだが、それはそれとして民主主義の終焉として受容するしかないだろう)

わたしにとって、お金とは、わが身を守ってくれるものである。欲しいものを買うためでなく、自分一人で自由に生きるために不可欠なもので、だからこそ、大事にしなければならない。

物価高騰に対抗はできないので、物を大切に使って、日々の自炊を心がけて、出費を細かく減らしていくぐらいしか対策が思い浮かばない。

令和のスタグフレーションを満喫しないといけないのだな。やだやだ。

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佐藤芽衣
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