意味がないと全部捨てること
わたしは極端な思考の持ち主だ。
ああ、この四年間は無駄だった。
頑張って損をした。
こんなことをやっていた自分は馬鹿だった。
すべて意味がなかった。
このように自分を全否定してしまうのである。
これがよくない思考であることは、みなさんおわかりでしょう(笑)
ただ、思考の悪癖はなかなか変えられない。
認知行動療法の本とかを本気で読むべきなのだろう。
人生は長いのだから。
もし、自己肯定感の強い配偶者とすぐ自暴自棄になる配偶者、どちらを選ぶかと聞かれたら、ほとんどの人が、前者を選ぶはずである。
(わたしも迷わず、前者を選ぶ)
頭ではわかっている。
自分がひたすら破滅に向かっていることを。
ただ、その都度、節目ごとに、すべてを捨てて、前進してきたような気もするのだ。
大人になったのに、もう中年なのに、なぜ、ここまでつまづくのだろう。
もっと鷹揚に軽快に生きられたら、よかったのに。
「とかくに人の世は住みにくい」という夏目漱石の言葉に高校生のわたしは頷いていたのだけれど、今もずっと頷いてばかりいる。
「よく頑張ったよ。やれるだけのことはやったじゃない」と自分に言える自分になりたい。
否定されて、元気になる人間はいない。
もし、元気になっているように見えたら、その人は単に怒り狂っているだけなのだ。
そして、わたしは落ち込んだり、ダウナーでいる自分に飽きるのだ。
飽きたら元気になる。今、鬱々とした自分に飽きつつある。
ご飯も美味しく感じられるようになってきた。
これはよい傾向である。
過去を全否定せず、前進していきたい。
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