美容師さんの移籍問題
二年ぐらい指名していた美容師さんから転職することを知らされた。ただ、美容師さんはキャリアチェンジするわけではないので、店を変える、移籍といったほうが適当なのだろうか。
その美容師さんはお客さんのことを念頭に置き、今の店から50mぐらい歩けば行ける美容院に移籍したのであった。
店をやめる理由をくわしく聞くことはできなかった。周りの同僚にも会話が聞こえているので、こちらがそわそわしてしまった。とはいえ、このような体験は初めてではない。以前、通っていた美容院でも、堂々と退職後の営業をしている美容師さんはいた。お客さんを連れて退職するのはルール違反ではないのかしら。
わたしが今の美容院に行くようになったのは徒歩圏内かつ価格がリーズナブルだったからだ。また、その美容師さんを指名するきっかけはクーポンの抱き合わせのセット価格で安かったからで、深い意味はない。わたしは髪を短くしているので、本当は1か月に一度は髪を切りたい。ただ、年収がダウンしたこともあり、今は1か月半に一回にして頻度を落としているが、行く回数が多いので価格はある程度安くないと困る。指名はしていたが、何となく指名していただけなので、引き抜かれる客になるべきなのかどうか、という変なことで悩んでいた。
果たして、新しい店の価格体系に、わたしは合わせられるのだろうか。ホットペッパービューティーでその店のクーポンの一覧を見ると、若干高いが、出せない額ではない。微妙な差だ。ただ、美容師さんにしてみれば、その微妙な差が月収や年収に大きな影響を与えるのだろう。わたしは微妙な節約に精を出すのではなく、この縁を大事にすべきなのか。いろいろ考えてしまった。
そして、迷いに迷ったが、その美容師さんの新しいお店に予約をした。合わないと感じたら、今の店に戻ればいいやと思っている。
美容師さん(職人)は腕さえあれば、どこにだって行ける自由がある。そのようにキャリアを積み重ねられるのは素晴らしいことだと思う。
チップをいただけたら、さらに頑張れそうな気がします(笑)とはいえ、読んでいただけるだけで、ありがたいです。またのご来店をお待ちしております!