子育て#09 (07ヶ月) | 講演会 Leadership and Happiness
11月21-22日、IESEキャンパスで講演会があり、娘（ひーちゃん）と一緒に参加しました。
（2022年のMBA受験を経て、2023年9月にIESE入学。MBA 1年目である2024年4月にスペインで出産。プロフィールはこちら）
アーサー・ブルックス教授（Arthur Brooks）は、幸福について研究する社会科学者で、ハーバード・ビジネス・スクールの教授です。
教授はアメリカ在住ですが、奥様がバルセロナ出身ということで休暇でバルセロナに来られる際、IESEにゲストスピーカーとして講演に来て頂くことが多いようです。
今回の講演テーマは「リーダーシップと幸福」で、教職員・学生に加え、その家族や卒業生など幅広い人が参加し、ホールは満席でした。
講演会はファミリー参加OKという案内があり、夫も参加したいということだったので、家族3人で行くことにしました。
7か月の娘を連れて行くこと少し悩んだのですが、「泣いたらすぐに外に出られるようにドアに近い席に座ればよいかな？」と考え、一緒に行くことにしました。同じように考えた人がいたようで、当日、赤ちゃん連れ家族を2組発見し、仲間を見つけた気分で安心しました。
一番ドアに近い席を確保するため、早めにホールに入りました。また、ミルクの時間が近かったため、講演開始前にミルクをあげたところ、ちょうど良いタイミングで寝てくれました。
ただ、普段からお昼寝が短いひーちゃんは、講演後半には起きてしまい、独り言が始まったので、私と娘だけホールから出ることにしました。
娘とホール外のソファーで遊んでいると、同じ状況でホールから出てきた赤ちゃんを抱っこするパパ学生さんと会い、少しお話をしました。
講演の後半部分や質疑応答が聞けませんでしたが、大部分を聞くことができて良かったです。
講演が終わり、ホールから出たとき、1歳半の娘さんを子育てするママ学生の友達（＆その旦那さん）とすれ違がいました。彼女から「ひーちゃんを連れてきたんだ！うちの娘、動き回るようになり、じっと座ってられないから、絶対に連れてこれない！」とのことでした。
静かにベビーカーの中で寝てくれるのは今だけなんだな、いいタイミングで講演会があって良かったなと思いました。
なお、以下は講演会の中で興味深いなと思ったことのメモです。
■幸福とは何か？
「幸福は感情でありコントロールできないもの」と思っている人がいるが、幸福はfeeling（感情）ではない。実際には、幸福であるが故に、人々は幸福感を得ることができる。
感情ではないなら幸福とは何か？- Enjoyment（楽しみ）、Satisfaction（満足感）、Meaning（意義）の3つの要素から成ると言われている。
なお、注意すべきはEnjoyment（楽しみ）とPleasure（快楽）は別物であるということ。すべての依存症は快楽を求めており、快楽の追求では満足感は得られない。満足感は何かを努力した結果である。
つまり、幸福は感情ではなく努力によって決まるもので、楽しみ、満足感、意義を見つけることに努力しなければならない
■幸福の要因は？
幸福 =
親から受け継がれた遺伝（50％）
+ 状況（25％）
+ ライフスタイルの結果（25％）
良い習慣はより良い状況を生み出す。
だからこそ、信仰、家族、友人、仕事の 4 分野へ毎日投資することが重要。（良い状況は一日にして成らず。毎日の積み重ね）
娘が産まれ家族が増え、またキャリアについて考えるこのタイミングで、この講演を聞くことができ良かったです。良い状況を生み出すために、どのような習慣を強化・追加すべきか時折、振り返る時間を持ちたいと思いました。
最後まで読んで頂きありがとうございました！
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