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舞踏と器楽の境界線!『踊るバロック』で知るバロック音楽の秘密

「踊るバロック」クーラントを読み終えて:バロック舞曲に新たな視点を得る


「踊るバロック」のクーラントに関する章を読み終えました。正直、博士論文のような濃厚な内容で、なかなかスラスラと読めず、前に戻ったり、進んだりの繰り返しでした。ようやく後半のメヌエットに関する考察を残すのみです。

バロック舞曲についての知識不足

もともとバロック音楽に関する知識が浅かったこともあり、アルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグといったバロック舞曲のリズムやテンポ、フランス様式とイタリア様式の違いについて、ざっくりしたことしか理解していませんでした。楽典の本に載っている程度の知識で、特に深く掘り下げたことはありませんでした。

バロック舞曲は「踊るように」演奏すべき?

それでは、バロック舞曲を演奏する際、舞曲と言うからには「踊れるように」演奏すべきなのでしょうか?例えば、バッハのクーラントで本当に当時の人々が踊っていたかというと、可能性は少ないようです(資料がほとんど残っていないため、確証はありません)。では、器楽としての舞曲は一体どのような存在だったのでしょうか?

クーラントを理解するためのヒント

この本を読んでいたら、今まで薄ぼんやり抱いていた疑問がスッキリと解消されました。(まだクーラントに関する部分だけですが!)

例えば、こんな疑問が解決しました。
• 舞踏のための舞曲と、器楽のための舞曲はどう違うのか?
• 舞踏のステップとリズムはどのように関わり合っているのか?
• 舞踏としてのクーラントが、どうやって器楽のクーラントへと移行していったのか?

バロック舞曲を実際に分析してみる

本を読み終えてから、バッハのチェロ組曲のクーラントを見てみると、フランス風のリズムを見つけたり、「これは完全にイタリア様式だ!」と気づいたりと、少しずつ分析できるようになりました。あの時、もっと勉強しておけばよかった…と学生時代を思い出しながら(笑)。

身体とリズムの関係を知ることの重要性

特に良かったのは、舞踏のステップも詳しく解説されていること。身体の動きとリズムの関係性を実感しながら読むことができ、ただの楽譜上の知識だけでなく、身体的な理解も深まりました。

「踊るバロック」はバロック音楽の新たな発見に繋がる一冊

バロック音楽に興味がある方には、超オススメの一冊です。今までの舞曲に対する理解がきっと変わるはずです!


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