Meguru

フルーティストのMeguruです。フォーカルジストニア・産後うつ・広場恐怖症・不眠症な…

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フルーティストのMeguruです。フォーカルジストニア・産後うつ・広場恐怖症・不眠症など色んな経験をしつつ、フルートを通じて音楽的な技術だけでなく、自律神経を整え、現代人が抱えるストレスや脳疲労からの解放を目指し勉強しています。趣味はヨガ・瞑想・ランニング・筋トレ。

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自己紹介

はじめまして。フルーティストのMeguruです。 幼少期から音楽に親しみ、3歳からピアノを、10歳からフルートを学び始めました。現在は家族3人と愛猫サスケと共に暮らしています。 私の趣味はヨガやジムでの筋トレ、ランニングと多岐にわたります。 音楽家としての私の人生やフルートにまつわるエピソード、さらには私の趣味や考え方などをこのブログで綴っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 プロフィール 出身地: 愛知県一宮市 在住地: 愛知県大府市 学歴:

    • 新しい自分を発見するチャンス

      先日私のフルートクラス発表会がありました。過去最多レベルの沢山の生徒さんにご出演頂きましたが、そもそも「発表会」って何の意義があるのでしょう?ただのお披露目会という意味だけではなく、自己肯定感のアップ、普段のペルソナからの解放、他者との感情の共有、文化資本を深める・・・そんな視点から考えてみたいと思います。 発表会に出るなんて、少しハードルが高いと感じていませんか?でも、実は発表会こそが、自分を新しく見つめ直す大きなチャンスなんです。普段のレッスンの延長として考えるのではなく

      • 健康と芸術が融合する新習慣

        皆さんは普段の生活でストレスを感じていませんか?日々のプレッシャーにどう対処しているでしょうか?ヨガやジム、フィットネスなど、体を健康に保つための方法はたくさんありますが、楽器の演奏に自律神経を整える効果があるとしたら、どうでしょうか。 私はフルート奏者としてコンサート活動やレッスンを行っています。大人の生徒さんの多くがストレス過多の環境、健康問題やメンタルの不調を抱えていますが、実は私も30歳を過ぎてから不眠症や産後うつ、広場恐怖症、パニック発作を経験しました。この経験か

        • NITJ型が音楽家になると得られる10の驚くべきメリット

          あなたは【16パーソナリティ】という性格診断をした事はありますか? 一時Instagramで流行り、私も流行りに乗ってみたのでした。 結果はNITJ型建築家タイプ。 解説を読むとフムフム、なかなか当たっているではないか。 ところでこの性格診断、皆さんは「やりっぱなし」にしてませんか?せっかくなので自分の性格が今の仕事にもらたすメリットをChatGPTで調べてみました!! NITJ型(内向性、直感、思考、判断)は、分析力、計画性、直感力が高いタイプであり、建築家タイプとも呼

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        自己紹介

          音楽家がセルフ・エンクワイアリーを実践することで得られる効果

          こんにちは。突然ですが、皆さんは「セルフ・エンクワイアリー」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?今回は、「セルフ・エンクワイアリー」が音楽家にどのような効果をもたらすのかについて考えてみましょう。音楽家としての成長やパフォーマンスの向上にどのように役立つのでしょうか。 セルフ・エンクワイアリーとは? インドの哲学者ラマナ・マハルシが提唱した実践方法で、自己認識と自己理解を深めることを目的としています。この方法は、「私は誰か?」という問いを繰り返し、自分の真の本質を探求

          音楽家がセルフ・エンクワイアリーを実践することで得られる効果

          発表会費・習い事費用は高い?それとも妥当?

          習い事に関する議論の整理 Threadsで賑わっている ■発表会に出るか出ないか ■会費が高いか妥当か ■先生がぼったくっているのではないか ■レッスン料金が高すぎる という問題について考えます。これらの問題は、私のThreadsの仕様やアルゴリズムの影響で、気になる投稿を追いかけてしまうことからも見受けられます。 芸術文化と費用の関係 習い事、特に音楽やバレエなどの芸術文化に関しては、お金がかかるものです。もちろん、安い楽器や安い教室(カルチャーセンターや市民講座)を

          発表会費・習い事費用は高い?それとも妥当?

          耳管開放症との付き合い方【音楽家の職業病】

          約10年前から自覚がある症状、フルート奏者と【耳管開放症】の関係についてまとめます。 私のnoteを読んでいる方は「この人、病気だらけだな~」と思われるかもしれませんが、ジストニアも耳管開放症もある種の職業病だと考えています。 音楽家に取って大切な「耳」ですが、「耳」を悪くして引退する人も多く、予防とケアについても触れています。 耳管開放症(じかんかいほうしょう)は、耳管が通常のように閉じた状態にならず、常に開いたままになる状態のことを指す。耳管は、中耳と喉の奥をつなぐ管で

          耳管開放症との付き合い方【音楽家の職業病】

          楽器に纏わり付くジェンダー

          ジェンダー。 最近よく聞かれる言葉であるが、そもそも「ジェンダー」とは何なのか? 【ジェンダー】 "(Gender)とは、文化的・社会的に構築された性差の概念のこと。 生まれつきの体の性、生物学的性別(Sex)とは区別される。" 音楽においてもジェンダー論は常に付き纏う問題である。 さて、「フルーティスト」と聞いて皆は何を想像するだろうか。 屈強な男性がフルートを吹いている姿か? それとも小さな子供が演奏している姿? はたまた70代のご婦人が演奏しているだろうか? 一般

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          我々はステレオタイプなのか

          学生時代、海外のプロフルーティスト達のプライベートレッスンや公開レッスン、ミュージックキャンプ等沢山参加した。 クリスチャン・ラルデ、パウル・マイゼン、ヴァンサン・リュカ・ヴィンセンス・プラッツ…。世界の名だたるプレイヤーから技術を教えてもらった事に大変感謝しており、今は亡き巨匠達の音楽を直に経験出来た事は大きな財産となっている。 その中であるフルーティストに3日間連続でレッスンを受ける機会があった。 初日のレッスンで沢山指摘された事を翌日までに改善し演奏したところ、 「昨日

          我々はステレオタイプなのか

          コンクール【審査する側とされる側】

          過去の出来事を書き連ねているが、コンクール受けまくっていた私も今ではコンクールの審査員である。あんなにコンクールに落ちまくっていた人間が人の審査をする側になろうとは。昔の私はこれっぽっちも予想もしていなかった。 私はコンクールや試験で人前で演奏する事が大嫌いだった。 客席の異様な空気感、出場者達の緊張感、他の受験者がミスをする度に「自分も間違えたらどうしよう」という起こってもいない最悪な予想をし、ステージに一歩踏み出して客席を見渡せば審査員が審査用紙とペンを持って座っている光

          コンクール【審査する側とされる側】

          16年目のジストニア

          フルート歴28年。 その内、フォーカルジストニアを患っている年数の方が多くなってしまった。 音大時代、音楽性の無さを技術でカバーする事に必死だった。ジョリベ・イベール・ニールセンのコンチェルト等の難曲を如何にノーミスで演奏するか。 試験の点数を1点でも上げる、コンクールに通過する、皆に認めてもらう…そんな事ばかり考えて毎日5時間もフルートを練習していた。 どんなにフルートを頑張ってもどんなに性格が良くてもWin-Loseの人間関係が付き纏い、常にWinでなければならない4年は

          16年目のジストニア

          音楽家の道へ

          コンクールで才能溢れた同年代に刺激され、その後私は音楽科高校、音大、大学院へと進んだ。 コンクールもオーディションも沢山受けた。 結果が出たのもあったが、大抵は予選落ちだった。 私は才能が有るのか無いのか自分では良く分からない。 誰よりも上手くなりたくて猛練習したが、自分が思っていたよりずっと世界は広かった。今はフルーティストとして仕事をしているので、「音楽家になりたい」という当時の夢を叶えたと言えばそうかも知れない。昔切磋琢磨した友人達は私よりずっと優秀だったのに音楽を離れ

          音楽家の道へ

          井の中の蛙

          全国大会は東京の紀尾井ホール。 とんでもなく立派なホールである。 午前中にリハーサルがあったが、全国の本選を潜り抜けた同年代の若きフルーティスト達に圧倒された。 当時の自分はまあまあフルートが「上手い」と思っていたが、日本にはとんでもない才能の持ち主がたくさんいて、私は衝撃を受けた。 今更頑張ってもこの才能の差は埋まらないと思って緊張が解けたのか、本番は ステージに一歩足を踏み入れたらスッとホールと一体になった様な気分で緊張しいだった私がとても楽しく演奏出来た事を今でも覚えて

          井の中の蛙

          初めてのコンクール

          中学2年生になり、楽器もYAMAHAからムラマツのAD(今はなきモデル)に変えて相変わらず毎週フルートのレッスンに通い続けていた私に 師匠から「コンクールを受けてみないか」という提案をしてもらった。 私はピアノの発表会には出たことがあったが、コンクールなど出たことはないし 「コンクールって1位とか2位とか順位が着くやつかな?」位の能天気さと、「まぁ1回受けてみようかな」という気軽な気持ちで出場する事になった。 勿論フルートを習っている友達も周りに一人もおらず、他の同年代の子が

          初めてのコンクール

          フルートとの出会い2

          さて、一発で音が鳴ってしまったのでそこからは指を覚えるだけで なんだかすらすら吹けてしまった(正確には吹けている気分だった)。 当時は学校の楽器を持ち帰って家で練習できたので、毎日フルートを吹いていた。 そのうち自分の楽器が欲しくなり、母にお願いしYAMAHAの当時15万円位のフルートを近所の楽器店で買ってもらった。 一通り吹ける様になるともっと専門的に習ってみたい欲が出て、フルート教室を探す事になった。 なにせ約30年前の田舎にはフルート教室なんて近所にあるわけもなく、6年

          フルートとの出会い2

          フルートとの出会い1

          私がフルートに出会ったのは小学校4年生のブラスバンド部であった。 当時は3年生から音楽でリコーダーの授業があり、リコーダーがすっかり気に入った私は部活は絶対にブラスだと決めていた。 ブラスは大変人気でオーディションがあり、リコーダーで初見・リズム打ちなどの課題があったが無事に合格し晴れてブラスバンド部へ入部した。 楽器決めは自分の希望だったか顧問の独断だったか定かではないが、たまたまフルートになったのだと思う。 当時の私はフルートを見た事もなく、学校の年季の入ったフルートを見

          フルートとの出会い1