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京都府立植物園開園100周年記念MOMENT FACTORY 『LIGHT CYCLES』

MOMENT FACTORYによる没入体験が日本に!ということで参加してきた。

雨はギリギリ持ちこたえた

「LIGHT CYCLES KYOTO」は、植物とのより深いつながりを育む機会をエンターテイメントによる「驚き」と「感動」を通して体験頂くことを目的とし、京都府立植物園で栽培される「植物」に、Moment Factoryによる「光」と「音」の表現を加えた幻想的な世界を観覧温室に設け、来場者自らが植物の世界に入り込む没入体験を提供します。

会場内は、生物の多様性をキーワードに「LIGHT WILL FIND YOU」、「MEMORY OF WATER」、「INVISIBLE」、「FOREST FREQUENCIES」の4つの体験ゾーンで構成され、子供からお年寄りまで、年齢や国籍を問わず、幅広い方々に体験いただける内容となっています。

https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2024/0905/

概要

京都府及び京都府立植物園アートナイトウォーク実行委員会は、日本最古の公立植物園として1924年(大正13年)に開園し、本年開園100周年を迎えた京都府立植物園にて、夜に輝く植物たちの世界を、光、音、プロジェクションによる没入体験で旅する「LIGHT CYCLES KYOTOライトサイクル キョウトを本日(2024年10月18日(金))から2024年12月26日(木)までの期間限定で開演致します。

■ 会場:京都府立植物園
■ 開催期間:2024年10月18日(金)〜12月26日(木)(毎週月曜休)
■ 開催時間:18:00〜21:30(最終入場 20:30)
■ チケット料金:
大人(高校生以上):当日券 2,500円 前売券 2,000円
小人(小中学生):当日券 1,200円 前売券 1,000円
未就学児:無料

■ 主催:京都府、京都府立植物園アートナイトウォーク実行委員会
■ 共催:文化庁
■ 特別協力:三井不動産株式会社
■ 特別後援:ケベック州政府在日事務所

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000148105.html

体験自体はゆっくり見れば40分〜60分くらいだろうか。

異様な雰囲気

三井不動産?

特別協力に三井不動産が入っていたため、リリースを確認。

三井不動産は、2024年4月に策定したグループ長期経営方針「& INNOVATION2030」において、「エンターテインメントを活用したリアルの体験価値を最大化する街づくり」の推進を掲げております。京都府立植物園が100年前の1924年に三井家の寄付により開園したという縁に加えて、アート・エンターテインメントの力を通じて、植物園の魅力を次世代へ受け継いでいくという本プロジェクトの意義に強く賛同し、今回の支援による本プロジェクトへの参画にいたりました。なお、企業版ふるさと納税を活用し、三井不動産が京都府に寄付する金額の100%が本プロジェクトの事業資金に充当されます。

で、今年がその寄付からちょうど100年の節目に当たるということらしい。財閥パワーさすがである。


また、企業版ふるさと納税というのは….

企業版ふるさと納税は、国が認定した地域再生計画に位置付けられる地方公共団体の地方創生プロジェクトに対して企業が寄附を行った場合に、法人関係税から税額控除する仕組みです。損金算入による軽減効果(寄附額の約3割)と合わせて、令和2年度税制改正により拡充された税額控除(寄附額の最大6割)により、最大で寄附額の約9割が軽減され、実質的な企業の負担が約1割まで圧縮されます。

https://www.cao.go.jp/press/new_wave/20240822.html


だから、リリースに「京都府立植物園の新たな魅力の発信およびナイトタイムエコノミーの活性化を目指」すと書いてあるのだと納得。

MOMENT FACTORYとは?

いわずとしれたMOMENT FACTORY。TeamLabの牙城・日本にいよいよ殴り込みに来た格好か。ただ、実際はターゲットにしている層が違うのかも。

Moment Factoryモーメント・ファクトリー は幅広い分野のエキスパートが集まったマルチメディア・スタジオです。映像、照明、建築、音響、特殊効果といった様々な専門分野を統合し、世界中の人々が忘れられない体験を提供することを目的としています。現在はカナダのモントリオール本社を始め、東京、パリ、ニューヨーク、シンガポールに拠点を持ち、2001年の創立以来、オリジナル作品である「ルミナ・ナイトウォークシリーズ」を含め550以上ものユニークなプロジェクトを世界各国で展開。ディズニー、ユニバーサルスタジオ、マイクロソフト、ソニー、安室奈美恵、モントリオール・ノートルダム大聖堂、韓国・パラダイスシティ、チャンギ国際空港、シンガポール動物園など、様々な国のクライアントとのコラボレーション実績を有しています。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000148105.html
(この並びに、安室奈美恵…)
ということで、いざ

4つの体験エリア

平日の19:30に伺ったが、なかなかの混雑ぶり。植物園のロケーションも最高で、クリスマスが近づけばデータスポットとして人気を集めるのではないか。

teamlabは子どもも楽しめる線で甘めのコンテンツを作っている一方、こちらはもう少し大人向けの味付け。サイケデリックな光のショー@夜の植物園なので、照明演出も音楽も個人的には好みではあるものの、怖がるお子さんの姿もあり、幼い子連れにはやや厳しいのかも。

自分はこのサボテンゾーンが一番好き。

最後はやや踊れる感じ。

植物園は湿度が高いから皮膚感覚がある。その点、単なるオーディオビジュアル刺激を超えた体験型イマーシブコンテンツであるように思う。植物への負担はどの程度なのだろうか?もし植物への負担も許容範囲なのであれば、昼間とは違った表情の植物園に出会うきっかけになるだろう。「ナイトタイムエコノミーの活性化」も冗談ではない。

横浜「ヨルノヨ」はかなりMOMENT FACTORY的ともいえるが、東京近郊でも是非やってほしい。京都でもまだ12月まで続くので、気になる方は是非足を運んでみてください。


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