年が明けて冷静に考える、超個人的マイベスト映画ランキング2022‼️
年が明けて、もう1月末。
と、、じわりじわりと書いてるうちに2月も半ばになってしまった💦
やっと、、やっと2022年のマイベスト映画ランキングを書くことができた。。
昨年は234本の映画を観たわけですが、その中でも2022年に公開された映画は103本。
103本の中から選んだ超個人的な映画ランキングです✊
毎年、一年に観た映画の中から過去作でないものを全て小さな紙切れに書き、ひとりウーンウーんと言いながら並べ替えては並べて並べてランキングを決定している超個人的な恒例行事なんです。
今回は2週間ぐらい悩みに悩んだうえでの結果となりましたが、あと1週間あったらまた別な結果になったかもしれません💦
まずはベスト10に行く前に、
31〜50位を発表させて下さい！
こちらです‼️
どーーーーん‼️
思い返せばベストに入ってもおかしくないぐらい面白かった作品ばかりです。
31位 ホワイトノイズ
珍しく事件がいっぱい起こる‼️
32位 無聲
障害者にも等しく闇があるのだ！という鉄槌‼️
33位 スパイダーマン ノーウェイホーム
全シリーズ復習してて良かった‼️叫んで観賞‼️
34位 LAMB
台詞の少なさ、説明の少なさが良かった
35位 インフル病みのペトロフ家
ロシアと長回しは相性がいい‼️
36位 ブラックボックス
陰謀論、妄想、闇の力に押し潰される青年
37位 ソー ラブ&サンダー
しょうもない小ネタが好みだった
38位 モガディシュ
本を巻きつけた車で突破するシーン‼️
39位 バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー
ひたすらに下ネタ‼️トムクルーズネタが良かった
40位 THE BATMAN
圧倒的な画の強さ‼️
41位 THE FIRST SLAMDANK
時間の演出が凄い‼️
42位 イントロダクション
ホンサンス節の心地良さに浸れる
43位 スパークスブラザーズ
全く通ってこなかったことを悔やむぐらい好き
44位 ニトラム
全く共感できないような男を少しだけ理解できた気になれる映画の素晴らしさを味わえる
45位 パラレルマザーズ
ペネロペクルスの演技が凄い
46位 こんにちは私のおかあさん
ひたすらに笑えて涙するエンタメ‼️
47位 声もなく
美しい映像と描かれているもののギャップ‼️
48位 ただ悪より救いたまえ
ドキドキする展開にすごい韓国アクション
49位 ゴヤの名画とやさしい泥棒
おっちゃんのキャラが最高過ぎる‼️
50位 ロストドーター
オリビアワイルドの言葉少なの演技に圧倒された
以上‼️‼️‼️
31位〜50位でした。
、、、一文じゃ語り切れない💦
でも語り過ぎるとベスト10に辿り着けなそうなのでなくなく我慢しておきます。。
続いては
21〜30位‼️
強い。。。
ソフトバンクの2軍ぐらい豪華。
いや、巨人の育成選手ぐらい粒揃い💦
それでは、、どーーーーん‼️
21位 ブラックフォン
まるでジャッキーの木人拳のようにドンドン強くなる主人公💦ホラーでこんなに心熱くなるのはなかった‼️そして、妹役は2022ベスト脇役👍
22位 X エックス
画の構図と編集がいちいちイイ‼️スリリングなホラーにとどまらない、含蓄のあるアーティスティックな表現にワクワクが止まらなかった💦そして、嘘みたいな本当の次回予告にやられた😅
23、24位 アトランティス & リフレクション
やはり寒い国と長回しは相性がいい‼️この2作品は合わせて見てほしいが今思い返すと、このシーンはどっちのシーンだったけか？となるぐらい混じり合ってる。。
25位 ハッチング 孵化
主人公の女の子が超絶美人なんだが、凄い演技を頑張っていて感動する。
自分の生き写しである化け物こそ、本来の正直な自分を体現しているという結末はよかった！
26位 オフィサーアンドスパイ
ロマンポランスキーの底力を感じた。。展開も面白いし、腐った組織の演出が良かった‼️
そして、主人公のどちらとも解釈できる表情や行動がすばらしかった‼️
27位 ドンバス
嘘みたいにバカげていて非道なロシアウクライナの戦争状態をモキュメントで描いているが、これほぼ本当にあったことなのか、、💦味わったことのない笑いが体験できました。
28位 炎のデスポリス
映画をハシゴして鑑賞していたある日、どうしても空いてしまった時間を埋めるために見てみたら、予想以上に良くて、心に残った作品。黒人丸坊主女刑事がめちゃくちゃカッコいい😭
29位 ファイブデビルズ
ある匂いを嗅ぐとタイムリープするという意味わからん設定が最高過ぎる‼️お母さんの過去を目撃する娘がクローネンバーグのデッドゾーン感があって汗かきました。
30位 地下室のヘンな穴
地下室にある穴に入ると12時間進んで3日若返るという設定がもう頭こんがらがるし、くだらなさがいい😂人工珍子に変えた上司の男が真剣に珍子を操作する姿が最高‼️
以上‼️
21位から30位でした‼️
書きながら、また観たくなってしまった💦
Netflix宜しくお願いします🙇♂️
ではでは続きましては
11位から20位です‼️
もうどれもベスト10に入ってもおかしくない。
甲子園常連の強豪校の2軍ぐらい強い。
2022年じゃなければベスト10入りしたでしょうね。。
それでは、、どーーーん‼️
11位 チタン
デビッドクローネンバーグに影響受けまくってるジュリアデュクルノー監督が最高の作品を撮ってくれた‼️捕まらないために顔面を洗面台に叩きつけてセルフ整形をするシーンも痛かったが、流産するために武器としていい味出していた髪留めの棒を突き刺す所は、もう本当に痛そうで痛そうで映画館でもだえました💦
12位 MADGOD
年末に怒涛のごぼう抜きをした作品‼️
今更だけど、ベスト10に入れておけばよかったと後悔している。。
Blu-rayが出たら絶対に買おうと映画館で見ながら心に決めました。
圧倒的な作家性に蜂の巣になるぐらい撃ち抜かれた💦フィルティペットこそがMADGODであり、この地下世界を上からニヤニヤしながら覗いているフィルティペットが想像できる。
武蔵野館での高橋ヨシキさんによる監督インタビュー上映も見たが、おそらく通訳さんがざっくりしていたのか本当に聞きたい情報が聞けない感じが残念だった😅
13位 RRR
最高でしたよ。皆んなも言ってるけど、こりゃ最高です。心を昂らせるパワーでいったら最高賞もんです。今年に入ってもう一度見たが、全シーンが最高過ぎて3時間後には疲れきってしまいました😅スローモーションのキメキメポーズが最高にカッコ良過ぎて逆に爆笑できる。1ミリも恥ずかしいなんて思ってない感じが、心置きなくフォー！！！って叫べるんだろうな。。 マガディーラもマッキーもバーフバリも最高だが、インド映画で初めてダンスシーンがある意味ストーリー展開において意味のある演出になっていて涙を流しながら見れた。
14位 ドクターストレンジ MOM
サムライ味満載の演出で終始最高だった！ゾンビストレンジが土から出てきた時は席から立ち上がってしまいたくなるぐらい高揚した。そして、音符攻撃。
ちょっと思い出したのはゲームのMOTHER3は各キャラの攻撃時に鳴る楽器のBGMに合わせて攻撃ボタンを押すとダメージが強くなる演出があったな。ありゃ最高だった。。
ダークマンがまた見たくなった。
15位 フレンチディスパッチ
狂信的にウェスアンダーソンが好きという訳ではないが、なんかとにもかくにもウェスアンダーソン演出の極みを感じた作品で、幸せだった。
主演の役者からエキストラのひとりひとりまで、全員が楽しそうに撮影したんだろうという感じに溢れていた。
16位 ベルファスト
大変な時代、国の混沌とした世情をめちゃくちゃ純朴でかわいい主人公の僕を通して描いた作品。
主人公目線で見た世界を撮影方法も含めて表現されてる感じにくぅーー！っと終始膝を叩いて見たのでデニムの膝が擦りむけてしまいました💦
カトリック系の商店を襲撃するのに巻き込まれて言われるがまま略奪したのがバイオ洗剤、、なんで？と聞かれて環境にいいから。。というくだりが大好きでした！
17位 白い牛のバラッド
すごい映画や。。。
あらすじだけでも、心臓が苦しくなり、頭が重くなり、めまいがしてくる。
夫が冤罪で死刑になったあと、やっぱ違いました、、と言われても💦
そんなことから話は進み、ひたすら残された妻はあらゆる男性から心許ない仕打ちを受ける。
しかも、唯一優しくしてくれる男性こそ夫を死刑にした張本人という残酷さ。。
残酷な殺人も、血しぶきも、激しいアクションもないけど、苦しみに耐え、酷い男性社会を見つめる主人公の目の演技だけで、十分な程に残酷映画に仕上がっている。ラストの静かな心の中だけの復讐がなんとも心に残った。
18位 ナワリヌイ
毎年1本は出てくる、物語以上にものすごい展開でハラハラさせるドキュメンタリーに出会えた。
ロシアがずさん過ぎるのか、ナワリヌイたちが上手過ぎるのかは分からんが、とにかく面白いぐらい真相に迫っていく展開💦
映画内でナワリヌイの戦いは終わったわけではない。そして、現在も戦い続けているし、ロシアの横暴は今なお続いている。
映画にとどまらず、これからもナワリヌイを追っていきたいと思った。
19位 チェチェンへようこそ
ナワリヌイに続いてこちらも、対ロシアのドキュメンタリー。
とにかく、差別的な思想と暴力がしっかり市民に根付いてしまったチェチェンで起こるゲイの男性たちに対する暴力、いじめがものすごいのだ。
そして、ロシアの属国であるチェチェンのラムザン・カディロフ首長がやばい。
笑っちゃうぐらい筋肉バカ、そして笑えないぐらいにバカ！！！
こんな男を国の代表としてるのは一体なぜなんだ！！
そしてそして、実際に出てくるゲイの方々の身を守るために、映画では顔を隠しているのだが、ただのモザイクで消すのでなく、ディープフェイクならぬフェイスダブル、ボイスダブルという技術を使ってより自然に状況が入ってくる‼️
ほんとすごい‼️
20位 カモンカモン
いい映画だなぁ。
子役が末恐ろしい演技を連発だなぁ。
ヘッドホンをつけて、マイクで集音するシーンは
映画ならではの楽しいシーンになっているので繰り返し観たいなぁ。
また観たい。なぁ。
以上、ギリギリベスト10に入れなかった、11〜20位でした。
書き過ぎてしまう。
もうこのまま終わっても悔いはない💦
でも、やっぱり悔やむか💦
書こう‼️
書き終わってしまおう‼️
超個人的2022マイベスト映画ランキング‼️
第10位は‼️
どん‼️
10位 アンビュランス 監督:マイケルベイ
普段はベイ監督のドッカーンアクション系は
あまり好きじゃなかったのですが
アンビュランスは狂気的な演出にやられました。
こんな面白いアクション映画を、低予算で(マイケルベイにしては💦)、短期間で撮ってしまうのか。。やっぱりマイケルベイ、すげぇ。。
そして、ドローン世界チャンピオンによる無駄なぐらいグルングルンするドローンショット‼️
これが驚くほどに全く無駄じゃない‼️
映画全体が狂ったほどに過剰なので、逆に自然と溶け込んでいるのだ‼️
ただ街の遠景をじんわりと撮ったドローン映像に飽き飽きした方は是非アンビュランス見てほしい‼️
心に残る最高なシーンは沢山あるが、なかでも
マシンガン搭載の車で警官たちを襲撃するシーンは本当に最高。映画館でフォーーーー！と叫びましたよ。
爆音だったので、本当にちょっとフォーっと言った気がしますが周りには聞こえてなかったと思う。
いやぁ、
マイケルベイ。
ああ、マイケルベイ
マイケルベイ
なのだなぁ。
続いては‼️
第9位‼️
どーーん‼️
第9位 ふたつの部屋、ふたりの暮らし
アンビュランスのドッカーン映画とは打って変わって、静かに、でも心は動悸し、息切れしちゃう！おばあちゃんレズカップルの恋愛映画だ。
倒れて麻痺して喋れなくなっても、相手を想う気持ちは全く切れてないおばあちゃん😭
目の前の部屋にいるのに愛する彼女に会えないおばあちゃんが、ずる賢く、どんな手を使っても会おうとするサスペンス‼️
そして、愛の台詞を語らずとも、2人の今までの人生、とことん愛する想いが全て詰まったラストシーンも圧巻だ💦
なかでも好きシーンというかキャストはフランスの松下由樹みたいな感じの介護ヘルパーさん役だ‼️
この人のどうしても彼女に会いたいレズおばあちゃんとの攻防がいい味を出してるのだ。
そして、ただのお金に困った中年のおばさんと見せかけて、チンピラヤクザに指示してレズおばあちゃんの部屋へ空き巣に入らせて必死に貯めた貯金をかっさらう所も、思わず「いいねぇ〜松下由樹👍」とスクリーンにむかってグーしてしまった。もちろんおばあちゃんの気持ちになって「なんて酷いことを‼️」という感情も湧くのだが、それ以上に「いいねぇ〜堪らんよ〜松下由樹👍」の気持ちに圧倒される。。
続きましてぇ〜
第8位‼️
どーーん！
第8位 林檎とポラロイド クリストスニク監督
記憶喪失者続出というSFドラマ。
主人公のセリフも少なく、
顔の表情などから読み取るしかないなか、真実がよく分からないまま進む展開が心地よい。
男は果たして、もともと記憶を喪失なんてしてなかったのでは？
いや、徐々に思い出したのでは？
などなど解釈の幅をもたせた静かな演出がとにかく素晴らしかった‼️
続きましてぇ〜
第7位
どーーーん‼️‼️
第7位 さよなら、ベルリン
またはファビアンの選択について
映画は90〜100分ぐらいで展開が完結な映画がやはり好みなんですが、逆に長い映画はいくらでも長ければ長いほどいい‼️という複雑な好きなタイプを保持している私。
タルベーラ監督「サタンタンゴ」7時間18分。
「牯嶺街少年殺人事件」236分。
「ワンスアポンアタイムインアメリカ」251分。
そして、ワンビン監督のドキュメント「死霊魂」が8時間26分‼️
長いほどに集中力が増して世界にどっぷりいけるというマジックが働いた名作揃い。
比べるとまだまだ若造みたいな178分ですが、永遠に見ていたくなるような登場人物の魅力満載‼️
さよなら、ベルリン
こんなにもお似合いのカップルは世界にいないぜ！といいたくなるぐらい想い合っている2人なのに、世界情勢やら、ちょっとしたすれ違いで離れ離れになってしまう2人の運命😭
くぅーーーーたまらん‼️
急にクローズアップするなどの最近見ないようなカメラワークも好みでした。
続いては〜！！！
第6位
どどーーーん‼️
6位 英雄の証明
まずはSNS演出がうますぎる！
日本映画で使い倒されたようなSNS画面がぴょこんと合成されたようなもんは、ほぼ見せずに世の人々の反応が変わっていく様によってSNS上でどの様に盛り上がってしまっているのかが伝わってくる💦
そして、ラストの暴力も、暴力自体はけして肯定できるものではないが、そこに至るまでの主人公の気持ちがもうビンビン伝わっているので、思わず、わかるぅ〜わかるけどダメだぁ〜ダメだよ〜と思いながら見てしまう不思議さ。
とにかく演出と演技の素晴らしさが滝のように押し寄せて、もうびしょびしょなんです💦
膝も叩き過ぎてどす黒い赤になっていた気がします。
続きましては〜
第5位‼️
どどんっ‼️
第5位 秘密の森の、その向こう
燃ゆる女の肖像のセリーヌシアマ監督の新作‼️
73分でまとめあげてる凄さ！
長い映画は長いぶんだけいい！でもここまで短く簡潔にまとめあげた作品も
こりゃまたイイ！！
自分と同い年の時のお母さんと出会ったら、もちろんお婆ちゃんは若くて今のお母さんぐらいの年齢。大好きだったけど亡くなってしまったおばあちゃんと再会し、大好きなお母さんとは友達になる。なんとも心に染みるいい映画でした。
お母さんの誕生日を祝うために、仲良くケーキを作るシーン。おばあちゃんとお母さんと３人でケーキを囲んで、ハッピーバースデーを唄うシーン。
本当に嗚咽してしまった💦
でもでも一番心に残るシーンは、冒頭。
お母さんが運転する車の後ろの席に乗る主人公。
カメラはお母さんの横顔を映し、主人公の女の子は見えない。
運転中、手が離せないお母さんに自分が食べるお菓子を口に入れてあげる手だけが映る。
何個か食べさせると、次はジュース。。。
なんとも主人公の女の子が本当にお母さんが大好きなのだということが短いシーンで濃厚に分かる💦
やべぇ。。。
続きましては～～～
第4位です！
どどどん！
第4位 ポゼッサー
クローネンバーグ監督の息子。。
ブランドンクローネンバーグ。。
初代のお父さんとはほんの少し違うけど、やっぱりクローネンバーグ本店は今でも最高に美味いなぁ～。という具合に、流行りの味も、自分の味覚だって少しずつ変わっていくけど、やっぱり元祖クローネンバーグの味はいつでも美味しいのだ！
前作の『アンチヴァイラル』はセレブが風邪をひいた時のウイルスを高値で買って自分に注射して同じ風邪をひくのが流行っている未来の世界を描いたというSF映画でしたが、これはあらすじを読んだだけで頭がおかしくなりそうで最高でした💦セレブの肉体をクローンで培養したものをミートショップで買ったりなんかもしてましたね。
もう普通に考えたら気持ち悪いんだけど、セレブに憧れたファンの行きつく先としてあり得そう、、、とも思えてしまったのも否定できない所が凄い。
もう１０年以上前の作品だけど、こんなにぶっ飛んだSF映画は以降まだ出てない気もする！
そんな新作は、プロの殺し屋として働く女性が主人公。その殺害方法は、特殊な装置を使って別人の肉体に意識を転送し、その人物を操って標的を殺すというもの。。
これだけで、、、やべぇ。。。
そして、いいなぁ～！と思った所は、凄腕の殺し屋として働き過ぎた主人公は他人になりきることをやり過ぎて、もはや自分の喋り方も忘れかけ、狂い始めている所だ。
他人の意識と自意識の区別ができなくなっていく様が、こんなこと自分はもちろん体験したことないのに、なんとなく、わかるぅ～だよねぇ～と共感してしまうのだ。
そして、意識を乗っ取られる男役のクリストファー・アボットもまた良かった。演技だけで、意識を乗ったられたことが分かるし、自意識が乗っ取られない様に葛藤しているのも絶妙にわかる。この黒目がちな淡い目線がいいのよね。
ちなみに、クリストファー・アボットが勤める会社での業務が、パソコンで他人の部屋を盗み見て、インテリアとかの情報を収集するのだが、その謎の作業をわざわざVR上でパソコンをパチパチして行うという、まどろっこしさ💦なぜか、心に残る謎仕事感がなんとも面白かった。
2022年ベストお仕事賞受賞。
そして、
ついにベスト３です！
第３位！
どどー－－ん！！
第３位 リコリスピザ
やっぱりPTAは最高だ！
もう１シーン１シーンにPTA印が太く濃いめに記されているのだ。
こんなに、美男美女同士じゃない二人の恋物語で勝負できるのもPTAだからだ！しかも美男美女として描いてるのもすごい💦更に凄いのが2人の顔が大好きになっているのもまた凄い💦
好きなシーン。あげれば沢山ある。あげていったら一本そのまま映画になるぐらいの名シーンの連続。名シーンの数珠繋ぎ。名シーンのマシンガン打線。名シーン100本ノック。名シーンゴールデンウィーク。名シーン蟻地獄。。。
よくわからなくなって来たのでやめますが。
兎にも角にも名シーン‼️
フィリップ・シーモア・ホフマンの息子クーパー・ホフマン演じるゲイリーが子役仲間の奴にアラナを取られたことから、アラナの家に電話んするシーン。恋人の名前を偽って電話をするが、何も喋らず。アラナも様子がおかしいので無言。ただただ家に流れるテレビの音だけが聞こえる。兄ちゃんの変な空気を察して弟も息を潜める。この無言のカットバック‼️
こちらもなぜか緊張して息を潜めて少し苦しい。。
最高だ。。。
ウォーターベッドをイベントで売っていたら事件発生。ゲイリーは犯人と同じ服装である故に誤認逮捕される。すぐに真犯人が、見つかって釈放されるのだが、犯人が後ろの方で小さく連れてかれる様がなんともおもろい。緊張感とその間抜けな様が丁度いい。その後からの2人のスローモーションの並走カット‼️
最高だ。。
わたくし、本来、主人公のスローモーション走りはあまり好きじゃない。
これやればエモいやろ。という感じに胸焼けしてしまう。たっぷりバターで焼いたパンケーキにたっぷり生クリームをかけたやつぐらい胸焼けする。チーズをかけたフライドポテトにも、なりたけのギトギトラーメンでも胸焼けしない私でも、こればっかしは食傷気味。
園子温はこれに頼り切っているので嫌悪している。
でもでも。。
ゲイリーとアラナのスローモーション走りは最高だった。。
甘過ぎないスイーツ。あっさり豚骨ラーメン。という訳ではないが、超タイプ💕だった。山田哲人が内角低めをクルッとバチコンしてホームランする感じにビタっと決まった感じだ。。
他にもブラッドリークーパーから逃げるトラックがまさかのガス欠で坂道をブレーキなしてバック走法していくシーンも最高だった。。
なんでこんな些細なことでここまでドキドキできるんだ！PTA‼️
PTAのおばさんは好きになれないけど、PTAの撮る映画は最高！さいくぅーーーー‼️
書く筆を止めないと一本の映画になってしまうのでこのへんで。。
続いて第2位‼️
どん！どん！どーーーん‼️
第2位 NOPE
ジョーダンピールがやってくれました😭‼️
UFOから宇宙人が出てくる未知との遭遇映画と思いきや、UFO型の怪物と戦う映画となってびっくり‼️
戦って世界を救うのが目的じゃなくて、単にカメラで撮影するのが主人公たちの目的というのも、なんとも言えないミニマムな世界観でいいよなぁ。それが映画撮影をするスタッフという面に重なって映画論になっていく。
さらにかつて黒人が映画黎明期には出演者としていたのに、奪われてしまった立場を取り戻すという黒人の歴史と映画の歴史も重なって胸熱。
動物を手名付けて利用しようとしたテレビマンたちはボコボコにされ、ノップちゃんを手名付けようとしたジュープは食べられ、白人に搾取された黒人が勝利するという構造もうめぇーー！！！
キャラクターも最高。
明るさ、自由さ、推進力を持った妹。
とにかくオタクな電気屋の店員。
IMAXカメラであらゆる動物を撮ってきた最強のカメラマン‼️とにかく声がカッコいい💦
そして、寡黙な表情がとにかく良い主人公。
ある意味出演者のひとりである、ジージャンことノップちゃんも最高。
あの肛門で吸い込んでそのまま吸収していくという原始的な感じ。
吸い込まれた人がほんとに狭くて苦しいんだろうなぁと思える感じ。
ジェットコースターの様に喰われた人達の絶叫が聞こえる感じ。
怒ったぞーという感じで中身をどんどん開く感じ。
嫌がらせのように家の上に排泄する感じ。
いちいちグーをスクリーンに向けたくなる‼️
あと馬の置物を飲み込んだ時に旗がついた紐がずっとピロピロ出てる感じがトイレットペーパーがずっとズボンからはみ出てる感じで可愛い😚
そして、スティーブンユアン演じるジュープ‼️
冒頭の猿の事件で生き残った元子役。
やっぱりウォーキングデッドの印象が強いが、いい人に見えて怖いという「バーニング」での金持ち役も良かった😭
今回はどこか闇を抱えたいい奴という感じがバーニングを呼び起こした。
主人公たちが馬の置物を明らかに盗んでるけど、子供たちを使ってちょっと脅かす程度で納めてくれるとこ、、メチャクチャいい奴じゃん😭
でも結果ノップちゃんに吸い込まれてしまう。。
あのショーでの語り様はどこか信仰宗教にも感じる狂気があった。
なぜ宇宙人の化け物を手名付けられると想ったのか。
考察になるが、子供の時に暴れる猿に一人だけ殴られることなく、むしろ原辰徳ばりのグータッチで心通わせたかもしんねぇ！ぐらいのいい感じだった💦
そんなある意味、成功体験が彼の人生を迷わせたのかもしれない。
トラウマと成功体験の表裏一体な所も面白い。
今回も宇宙人とグータッチできるかもしんないじゃん‼️みたいな感じだったのかもしれない。
子役だった時の成功が忘れられない。子役だったという過去を使ってでしか社会に打って出るものがないという現実。田舎に作ったちょっとばかしのテーマパークみたいなものがちょっとばかし成功したのも、更にいけるかも！なんて思ってしまった要因かもしれない。
そして、彼が勘違いしてしまった要因と思えるのが、つま先立ちした靴とテーブルクロス。
この二つがあった奇跡みたいなことに彼は気づかなかったのかなぁ。。彼のポジティブな所が真意に気づけなかった要因にもなっている気がします。
でもやっぱり1番大好きなのは
キキパーマー演じるエメラルド‼️
彼女の躍動感が心地よくていくらでも見ていたい気持ちになりました。
予告編で何度もみた彼女が後退りする動きが、好き💦
そして兄妹での連続タッチはいつか誰かと真似してやりたいNo. 1です。
レツゴーレツゴー‼️ふぉーーー‼️
宣伝画像もいいよね。
もう完璧過ぎる演出。
最高に面白いエンタメ性。
2022年最高の映画だ‼️‼️
でもでも、そんなNOPEを抑えて1位にしてしまった作品がある。
これこそ、超個人的なランキングだからこそなせること！
ということで
発表します‼️
目黒大輔が選んだ超個人的マイベスト映画ランキング2022
第一位は！！！！
第一位 MEMORIA
アピチャッポンウィーラセタクーン監督‼️
声に出して読みたい映画監督でも第一位なんじゃないかというぐらい、いい響き💦
※ちなみに、ジョンフランケンハイマーも気持ちいい。。ホンサンスもウィスパーに言うと気持ちいあ。
アピチャッポン映画はとにかく心地良い。なんなら眠ってしまうんじゃないかと言うぐらいヒーリング効果は抜群。
でも静かにとんでもないことが起きるのでとにかく面白い。
今作も、主人公のティルダスウィントンに突如聞こえるようになった謎の爆発音を解明しようとするという、？？？しかないあらすじ。
この爆発音がまた絶妙にいい。
現実にありそうで無い感じが、主人公にしか聞こえてないんだなぁと納得させる。
そして、知り合いの音響の男に頼んで、その爆発音を再現しようとするシーンがまたいい。
この表現しがたい音を説明していくと徐々に近づいていく感じが気持ちいい。
話がどう展開していくのかよく分からないのに、ぐーーっと引き込まれていくという映画は本当に特異であるし、大好きなので、こりゃあベストワンにするなら、コレ‼️
ということになる。
全てを記憶しているという男が寝てみせるシーンは、あれ？止まった？と思ってしまう様な違和感がめちゃめちゃある映像になっていて印象深い。
そして、考察していけば沢山意味が込められているのだろうけど、そのへんがあるんだろうなと思いながらアバウトに感じるぐらいがアピチャッポン映画は好きです。
どぅーーーん‼️
あの音、怖さと心地よさがあって、ヤミつきになる音💦
ということでベスト10でした‼️
ちなみに特別賞は
タルベーラ監督 ダムネーション/天罰
です。
これは1988年の作品なんですが、日本初公開だったので2022年の映画としていれます‼️
とにかくひとつひとつのショットが最高。
映画史上最も素晴らしく美しいモノクロームショット！と宣伝されてたかど、まさに‼️と膝をぱちーーーんと叩きたくなる映画です。
サタンタンゴ、ニーチェの馬が面白いと思った人は絶対好きな映画です。
ワンショットがいちいち長回しでいて、大したことは起きないのに、なんでこんなにも集中させてしまうのだろうか
ということで、2022年も本当に面白い映画が沢山でした‼️
2023年は、エブリシングエブリウェアーとかフェイブルマンとか、ジョージミラーの新作、デビットクローネンバーグの新作、まもなく見れる、パクチャヌク新作などなど、楽しみでしょーがありません‼️
それでは今年も宜しくお願いします🙇♂️‼️
※※※
ちなみにのちなみに、、、
ワースト作品をおまけで書かせて下さい💦
順位関係なく4作品
1:アネット
酷評する人が少なかったので
あえて選びました。
ミュージカルは好きなんですが、
とにかく歌のシーンが面白くない！
役者のあんまり上手くない歌と踊りを見せられ
大して珍しくもない話の展開に眠くなりました。
アダムドライバーは好きなんですが、
とにかくスタンダップコメディもつまらない
冒頭の演出が最高だっただけにドンドンつまらなくなってしまい残念でした。
2:ナイトメアアリー
前半の見せ物小屋は
美術も素晴らしくて最高でしたが
都会に出てからが残念でした。
とにかく霊媒ショーがつまらない！
既視感のあるくだりから一向に発展せず。。
ラストのグリンドルを騙すくだりは
カットが良くなかった気がします。
期待し過ぎたのかもしれません。
3:ウエストサイドストーリー
ウエストサイド物語からのアップグレード感は
すごかったですし、ダンスシーンも凄い！
主人公二人が出会う体育館のカットも最高！
なのですが、とにかくミュージカルシーンが
つまらない。。
主人公二人の魅力がなさすぎて眠くなりました。
撮影も美術も凄いけどただ上手いだけの映画
だった気がします。
4:ドライブマイカー
とにかく褒める人しかいないことに疑問を
もっています。
演出方法は特異ではあるけど、成功していないように思います。
論理的には考えられた脚本なんだろうけど
論文みたいなものを観たい訳ではなく
役者の嘘っぽいセリフ、良くあるような展開に
ため息の連続でした。
役者の演技がとにかく下手じゃない？とみんなに問いたい！！
言いたい事はわかるけど、とにかくつまらない。
以上です。
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