コンセプトと想い
< 自分を大切にする人生を >
わたしは、6年半のサラリーマン時代に随分と「からだ」と「こころ」に無理をさせてしまった経験があります。
新卒で入社をしてから、我武者羅に仕事をしてきました。環境・人間関係・生活習慣など、たくさんのストレスにさらされていた自覚はありましたが、それ以上に仕事での成長が楽しく、のめり込んでいきました。
30代に差しかった頃、今まで「見て見ぬフリ」をして我慢してきた心身の色々な不調がセキを切ったように出てきました。
例えば、月経痛やPMS/PMDDなどの月経トラブル。例えば、イライラや落ち込み・不安感・緊張感などのメンタル不調。例えば、慢性的な肩こりや冷え・むくみ・倦怠感・不眠などの自律神経の乱れからくる不調。
どれも病院に行くようなほどではありませんでしたが、確実にわたしの小さな「悩み」・「不安」になっていきました。
今振り返ってみると、その土台には年齢を重ねることに伴う結婚や妊娠への焦りや、キャリアアップやワークライフバランスに対する「このままでいいのかな…?」と、漠然とした気持ちが強く根を張っていたように思います。
人生の中でエネルギーをたくさん使って物事を推し進めていかなければならない時期なのに、休みの日はなんだかいつも無気力でした。体が思うように動かせなないことが、生活の中でのパフォーマンスを落とし、気持ちを沈ませ……。わたしは、だんだんと「自分らしさ」を見失っていきました。
ふと鏡を見ると、「 疲れた顔 」の自分が鏡に映っていました。
その酷い自分の顔を見て、どうやらもうずっと、自分と向き合うことを後回しにして、仕事や生活に必死になっていたんだな、と気付かされました。
体や心の悩みは多岐に渡るものだったので、どこに相談して良いかわかりませんでした。不眠の症状をなんとかしたく、お薬をもらいに近くの心療内科に行こうとした時は、「予約がいっぱいなので2週間後に来てください」と言われました。「今つらいのに、そんなに待てないよ」と思った気持ちと、2週間後に訪れた時のひっきりなしに人が溢れた心療内科の待合室の光景は、今でも忘れることができません。
「わたしと同じような悩みを抱えている人が、他にもいるのかな?」
そう思い調べてみると、20代〜50代くらいまでの多くの女性が、ホルモンバランスや自律神経の乱れから同じような「病名のつかない不調」で悩んでいることを知りました。
1つの症状ではなく、体や心の複雑で複合的な問題をどうにか解決できないかと調べ、考え、思い出し、たどり着いたのが「東洋医学」でした。
わたしは、1つの症状だけではなく、その人をまるごと全部見ていくという治療方針の東洋医学に救われました。
東洋医学では、我慢や無理を重ねただけ、治すのには時間がかかると考えます。
わたしの体と心の悩みごとが消えていくのにはそれなりに時間はかかりましたが、「どれもこれも、自分の生活習慣や思考が作った不調だ」と東洋医学が教えてくれたので、根気強く治療しました。すると、1つ、また1つと、確実に悩みごとが消えていきました。
あの頃、随分と無理をしたので、正直にお話しすると今でも付き合っている症状はいくつかあります。ですが、そんな自分自身ですらも受け入れ、うまく付き合う方法を見つけ、わたしはすっかり「自分らしさ」を取り戻すことができました。
自分自身の限界を知ることで自己コントロールもできるようになり、今では繕わないありのままの自分で毎日を過ごせるようになりました。
東洋医学の持つ力や考え方の奥深さに惹かれ、3年間専門学校で勉強し、国家資格を取りました。
セルフケアとして始めた「ヨガ」とはもう10年ほどの付き合いになります。これがまた、本当に面白いんですね。趣味が高じて資格をとり、ヨーガ哲学を学び、指導を始めて4年が経とうとしています。
これからも、鍼灸・ヨーガなど東洋医学の学びを、「 自分を大切にする選択肢の1つ 」としてお伝えしていくために、学びを続けながら。
何よりわたし自身が、自分を大切にする人生をあきらめずに、率先して送っていきたいと思っています。
このページに辿り着いてくださった、ご縁に感謝します。
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< 月の満ちかけ に込めた想い >
東洋医学において同じ【 陰 】の性質を持つ女性と月
女性には月経のリズムがあり、月には満ち欠けのリズムがある
毎日ほんの少しずつ変化していくこの繊細なリズムと
人生が満ちるその時まで大切に、寄り添ってきたい
「 月の満ちかけ 」に そんな願いを込めました
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