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やさしいはり灸

< 鍼灸が持つイメージ >

みなさまは、「 鍼灸 」にどんなイメージをお持ちでしょうか。

「 怖い 」「 痛そう 」「 熱そう 」……そんなイメージを持たれているかたも多いのではないでしょうか。

斯く言うわたしも、鍼灸をうけるまではそう思っていたひとりです。

そんなわたしが実際に鍼灸をうけてみた感想は……

「 なにこれ!今まで体験したことない…!!めちゃくちゃリラックス!!超、スッキリ!!!! 」でした。(笑)

わたしが働いている鍼灸院でも、正直にお話しすると、鍼灸よりマッサージの方が人気です。

鍼灸が選ばれない理由のダントツNo.1は、「 怖いから 」

ですが、1度その壁を破って鍼灸をうけてみられたかたは、その後続けて鍼灸を選ばれることが多いんです。

鍼灸は、不思議な力を持っています。

硬いものを柔らかく、冷たいものを温かく。

速いものをゆっくりに、沈んでいたものを軽やかに。

その逆もまた然りなのですが、「 どちらにも偏ることのない、ちょうど良い真ん中 」へと導き、バランスを整えてくれる。

わたしは鍼灸が大好きでたまらないので、鍼灸のイメージが良いものに変わるきっかけが作れるといいなといつも考えていて。

話し始めると言葉がなかなか止まらないので、このあたりで次のお話へ。

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< 月の満ちかけの鍼灸について >
月の満ちかけでは「やさしいはり灸」をご用意しています。

髪の毛ほどの細い鍼と、柔らかくひねったお灸を使い、体の浅い部分を中心に刺激を入れていきます。

お聞かせいただいたお悩みの背景、脈やお腹・手足のツボの反応、呼吸やお体の緊張の状態などを丁寧に見ながら心身の状況を把握し、おひとりおひとりに合わせた施術方針を立てていきます。

「 痛くないか 」「 熱くないか 」と言われると、感覚は人それぞれなので、正直「 大丈夫ですよ! 」とは言えません。鍼ささるので、多少はチクッとしますし、お灸するので、多少はアチっとなります。

わたしは、「怖い・不安」の気持ちのまま施術を受けること・我慢することが、施術効果に影響を与えると思っていますので、そんな気持ちを持たれているかたはぜひ、事前にご相談いただきたなと思ってます。

おっしゃっていただければ、施術に入る前に腕などでお試しいただく時間を設けます。それぞれ個人の「痛い」「熱い」の感覚を確認した上で、使う鍼やお灸のレベルを決めていきましょう。

もう、全然どれもダメだ!怖いし痛い!みたいな場合は、必殺奥の手でマッサージに変更しましょう。(笑)あん摩マッサージ指圧の資格も持っていますので、ご安心ください。施術方法にこだわることなく、患者さまとお悩みごとに対して1番良い方法を一緒に選んでいきたいなと思っています。

初めて鍼灸を受けられるかたも、経験のない刺激にお体がびっくりしてしまわぬよう、反応を見ながら少しずつすすめていきます。

また、施術中はお好きなように時間をお過ごしいただけます。

日常のお悩みがあるかたは、ぜひお話しお聞かせください。

お疲れがたまられて静かに過ごされたいかたは、どうぞごゆっくりおやすみになってください。

遠慮なく、「今日は話したい気分!」「今日は寝ちゃうかも〜」とおっしゃっていただければ、その気分に合わせた施術をします。

【 ご自分を大切にする時間の選択肢 】のひとつとして、鍼灸の時間をご用意していたいと思っています。

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< おまけ >

「 鍼灸 」とひと口に申しましても、実はいろいろな種類の「 鍼灸 」があります。

専門学生時代、授業中に学校の先生がこんなことをおしゃっていました。

「 ラーメンとひと口に言っても、あっさりもあればコッテリもある。醤油もあれば味噌、塩だってある。トッピングの具材だってお店によって違うよね。鍼灸も、そうやって例えるとわかりやすいよね。」

なるほど!それだ!と感激したのを覚えてます。(笑)

ラーメンは「あっさり塩ラーメン」と看板にうたってメニューに写真を載せれば大体のイメージが伝わりますが、鍼灸は中々イメージを伝えることが難しいんですね。

例えば同じ鍼灸でもどんなことに違いがあるかというと、まず鍼の太さや長さ、動かしかた、さす深さで刺激量は変わってきます。体にささずに表面を撫でるように使う鍼があれば、体にさした後に電気を流すような鍼など、使う鍼によっても患者さまの感じかたは大きく変わってきます。美術やヨガに流派があるように、鍼灸にも流派がたくさんあり、それぞれに目的や信念も異なります。

何が言いたかったかと言うと…。(笑)

コッテリ豚骨ラーメンは苦手だけど、あっさり魚介塩ラーメンは好き!……みたいな。そんなことって、ありますよね。

今までに鍼灸をうけられてみて「なんか違うな」と思った方も、別の鍼灸院の施術をうけてみれば、感じかが少々違うことがあるかと思います。

そのような場合は、事前にご相談いただくのが良いかと思います。

どんな感じが苦手だったのか、どんな施術を求めているのか。

当院には、強い刺激の鍼やお灸はご用意がありません。

事前にご相談いただければ、施術を受ける前にアンマッチを防ぎ、本当に必要な鍼灸へとお繋ぎすることができるのでは、と思っています。

最後に、わたしは鍼灸師として鍼灸を提供し、ヨーガ療法士としてヨガをお伝えしていますが、必ずしも全員にそれが良い、とは思っていません。

患者さまのお悩みごとが1つでも減るのであれば、鍼灸やヨガでなくても、西洋医学でも、リラクゼーションサロンでも、どんなものでも良いと思っています。

その中の選択肢の1つとして、東洋医学である鍼灸やヨーガをいつでも選んでいただけるようにとの思いで、日々施術と向き合っています。
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