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#271 【足揉み屋の独り言】血圧基準160に上がったことについて


🎶📚音声配信に補足を入れながら記事にしています。

皆さん、こんばんは。
めぐミカです。
きょうも一日お疲れ様でした。

国が血圧基準を引き上げた⁉️

きょうは血圧の基準が
130→160に上がった件
について
私が調べたこと、そして思うことをお伝えします。

「血圧」とは血液が血管の中を流れる時に
血管壁に受ける血液からの圧力を測って
健康のバロメーターにしているんですよね。

それで血圧には収縮期血圧(数字が高いほう)と
拡張期血圧(数字が低いほう)
この2つの数字を並べてよく目にしますね。

血圧を下げる薬・降圧剤を処方されている方って結構多いですよ。
1/3の方が高血圧というデータもあります。
ところが今年の4月に
国が血圧の基準を160に引き上げたという情報が入ってきました。
これってすごい基準の大幅な上がり方です。
今まで130だったのに、
30も上がるってどういうこと⁉と、私は?がいっぱいでした。
でもテレビのニュースで大々的に流しているところはほとんどありません。
これも不思議だなぁと思い、いろいろ調べていました。

これまでの日本の血圧基準はどうだったのか

これを説明するにあたり、
日本の血圧の基準の遍歴をお伝えします。
高いほうの数字の話だけすると、
・1960年代は、『年齢+90』。
ほとんど血圧が高い人はいらっしゃいませんでした。
例えば50歳だと140、60歳だと150という具合。
・1987年には旧厚生労働省が『180』と基準を決めました。
高血圧の患者さんは今の半分ほどの人数だったようですね。
・2000年に日本高血圧学会が基準を『140』としました。
・2019年には日本高血圧学会が治療のガイドラインに『130』と目標値を決めました。
どんどん血圧が下がっていくなか
・2024年4月、全国健康保険協会(協会けんぽ)が基準を『160』に基準を引き上げました。

今回は 
健康診断での高血圧の基準が上がった

血圧の基準が160に上がったことを調べると、
何に対しての基準かというのがだんだんわかってきました。

今回上がったのは
今まで高血圧の診断をされていない方が健康診断のときに
「あなたは高血圧の疑いがあるので病院へ行ってください」という基準が上がったということなんですね。
この基準が160に上がっただけで病院へ行く人は1/10になるでしょうと言われています。

では、今までの『130』の基準はなかったことになるのかと言うとそれは違います。
130という目標数値ははお医者さんが治療をするガイドラインで定められています。
これは75歳未満の方や特定の基礎疾患がある血管リスクがある方の治療の目標値
ですので、お医者さんの治療の目標値は変わっていません。

国は医療費削減がしたい

新しく高血圧を疑われる人の数が減るということですが、
こうなった背景を説明する文面はどこにも出ていません。
でも、医療経済の問題があるのでは?と言われています。

実は国の医療費が膨大な金額になっています。
新しい高血圧の患者さんを減らすことで、
診察料やお薬代などを減らせます。

薬局に行くと「ジェネリックのお薬に変えてもいいですか?」と薬剤師さんは必ず言いますね。
それは安い薬をたくさん売りたいっていうわけではなく、
国が医療費を抑えるためにジェネリックを勧めてくださいと 薬剤師さんに伝えているから。
国の医療費の削減はそういうところから既に始まっています。

基準を130に変更したときに参考にしたのはSPRINT試験のデータ。
詳しく二次解析をすると
「75歳以上で身体機能の低下してる方は血圧を下げても
症状に変化はなく、
脳梗塞や心筋梗塞などもなく、
逆にふらついたり、薬が身体の負担になるという結果が出ていた」ようです。
ということは75歳以上の方はそんなに血圧を下げなくても大丈夫ということになります。

歳を重ねていくと血管壁は硬くなっていきます。
自力で血液を送ることができにくくなるので、
ある程度の血圧は必要なものなんですね。
血が巡らないと脳も筋肉もうまく動きません。
ですので、余計に介護が必要になってきます。
認知機能も低下して、さらに治療費や介護者の負担、
いろんな負の負担が増えていくということです。

お医者さんに相談していいのです

“降圧剤を飲み始めると一生飲まなきゃいけない”と思っている方は多いですね。
薬で血圧を下げて、血流を悪くして
肝臓や腎機能を悪くしたり、
巡りが悪くてむくんだり
脳に血液が行かなくてふらついたりという副作用があるようでしたら、
お医者さんにご相談ください。
一気にぱたっと止めるのも身体の負担になるので
薬の種類を変えるとか方法があります。

降圧剤を飲むことが悪いわけではないんです。
下げすぎること=絶対に良いわけではないということも患者としては知っておくといいと思います。

そして薬を飲むことで安心してはいけません。
本来ならきちんとした食生活、
軽い運動、ちゃんとした睡眠など生活習慣が指導された上で、
それでも改善されない場合に血圧の薬を処方するもの。
そういうことを努力する期間なく処方されてしまう薬はどうかと思います。
自分の生活なども考えて、
(ちょっと悪い言い方ですが)
お医者さんの言いなりになって、じゃんじゃん薬を飲んで安心しないようにしてください。

血が巡らないと、病気になるのは当然

足を揉むと血流がものすごく良くなるので、
血管の中の血流がよくなります。
ですので硬くなった血管を柔らかくしていくことができるんじゃないかなと思っています。
実際に血が流れた先では新しい細胞が生まれ続けるようになっていますね。
人間の身体ってそういうものです。
ですので、血圧を下げるすぎる
→血が流れないようにする行為
=老化を進め、命を縮めるという行為にもなっている
んですね。
血管が弾けるほどの血圧は良くないですが、
ある程度の血量はしっかり作っていかないと、
逆に血が流れないためにいろんな病気になっていきます。
心の病気にもなっていきます。

年齢を重ねて硬くなった血管なので、
血を巡らすために血流を出すわけで、
血管に当たる圧力は上がって当然なんですね。

それを若い人と同じ数字まで下げてしまうというのは、
さらに血液が流れなくなり脳にも値がいかないし、
もしかしたらどこかで詰まりやすくなってしまう…

患者としてお医者さんと賢く付き合おう


そう思うと、ある程度数字の幅があった方が、
その人その人の年齢や病気や体調、
そして患者の側の気持ちも考慮して、
お医者さんが適切に処方してくださることを期待します。

患者としても残っている薬の量とか、
薬を飲んでみて体調の変化があったかなかったか、
お薬の量を減らしてほしいとか、
お医者さんにちゃんと伝えることが
医療費の削減、税金の無駄遣いを減らすということにも繋がりますね。


長くなってしまいましたので、この辺で終わりにします。

最後まで聞いてくださりありがとうございます。
きょうもゆっくりお休みくださいね。

シャローム
またね



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〈自己紹介&メッセージ〉

今日も聴いてくださり有難うございます!
健康管理士でメディカル・リフレクソロジーである中国足心道療術師の本格足揉み屋の「めぐミカ」です。
名古屋の藤が丘駅徒歩2分の本格足揉み環(めぐり)で師範として、毎日この手で足揉みと整体、そして健康相談・日常生活の改善・予防・アドバイスをしております。

日頃考えている事、経験、学んだ事など、心と身体を健康にするお話をゆったりとしていきます。スキやフォロー、シェアをして、周りの皆さんも健康にしていきましょう♪

「歳だから」とか「治らない」「仕方がない」なんて、諦めモードの方!自分の人生を他人任せにするのはちょっと早いですよ。自分の身体や心は自分でコントロールできるように素晴らしく造ってあります。身体のシステムを整えれば、もう少し楽に歳を重ねていけます。だから、足を揉んで〜‼︎ もう少しあらがいましょう。

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