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味噌汁を飲むと血圧が下がる!?高血圧の方必見の研究結果とは

こんばんは^^

日本人の生活習慣病で多い1つが高血圧。
心臓疾患や脳卒中なども引き起こす原因の一つとして、注視されていますね。

塩分が高い食事でなるといわれている高血圧。血管の浸透圧に理由があります。

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ということで、今日は健康についてお話です★

高血圧は何が悪いの?

我々の体は、ナトリウム濃度を一定に保とうとする機能が備わっているため、
血管内に水分が余分に取り込まれます。
その結果、血管内の液体量が増え、血圧が上昇します。 

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そのため、塩分を摂りすぎると血圧が上がってしまい、高血圧になりやすくなります。高血圧が続くと、血管壁が損傷し、くぼみができます。
そのくぼみに、脂肪や血小板や、その他の老廃物がたまっていきます。
それらはプラークと呼ばれ、プラークがたまると血管が狭くなってしまいます。

心臓は狭くて伸縮性もなくなった血管に血を送り込もうとするので、余分な負担を強いられることになります。
その負担で心拍が弱まったり、心臓の毛細血管が詰まり心筋梗塞に繋がります。

また、高血圧は腎臓にもよくありません。
腎臓は余分なナトリウムを排出して、血圧を下げようとしますが、ナトリウムが多すぎると、腎臓に負担がかかり機能が低下します。

まだまだ続きます。
高血圧は脳の血管をも傷め、脳卒中や認知症を引き起こすこともあります。
高血圧はさらに、体の他の部分にも影響を与えます。
例えば、性機能障害、骨粗しょう、網膜障害なども引き起こします。

高血圧の人はなぜ減塩をするのか?

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高血圧の人で塩分を控える人が多いことは一般的に知られている話だと思いますが、実は塩分と血圧の関係は、まだ十分には解明されていません。

しかし、前項でも述べたように、塩分(ナトリウム)を過剰摂取すると、血液の浸透圧を一定に保つために血液中の水分が増えるため、結果的に体内を循環する血液量を増やします。
そのため、末梢血管の壁にかかる抵抗が高くなり、血圧を上げてしまうと考えられています。

減塩による血圧を下げる効果は、1日の摂取量を6g未満にすることで高血圧患者の約20%の血圧は下がります。
しかし、残りの約80%の血圧には変化が殆どありません。

これは、塩分に反応し易い食塩感受性タイプか、逆に反応し難い食塩非感受性タイプかによって左右されます。治療面からみると、塩分をひかえることで血圧が改善されやすいタイプと、そうでないタイプということもできます。

この2つのタイプの存在は以前から知られていて、その違いを解明するためのさまざまな調査や研究が行われてきました。しかし、根幹ともいえる塩分過多による高血圧発症の仕組みは、「謎」のままだったのです。

東京大学大学院医学系研究科・東京大学医学部附属病院の藤田敏郎教授らのグループによる研究成果で、食塩や肥満などの後天的な環境因子の関与による高血圧発症の仕組みを解明する仕組みが2011年4月に発表されました。
今回の遺伝子レベルでの解明によって、食塩感受性高血圧の仕組みが明確になり、2つのタイプにおける発症の仕方の違いもわかってきました。

詳しくはリンクを見てくださいね。
✳︎研究結果はコチラ
✳︎分かりやすい記事はコチラ


塩分のその他の悪影響

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塩分を控えるべき理由は、他にもあります。胃癌です。

塩分の過剰摂取は胃癌の推定原因と考えられ、アメリカでは毎年胃癌が数千件も発症しています。
塩分の過剰摂取による胃癌のリスクは、喫煙や過剰飲酒によるリスクと同程度。

味噌汁は塩分が高い…?

日本料理に使われる醤油や味噌は塩分が高いことが有名ですが、最新の研究では塩の発癌作用が大豆の抗発癌作用によって中和され、血圧についても相反する作用を持っていることが分かっています。

まず、味噌は製造には大量の塩が使われています。
米国心臓協会の推奨する1日あたりの塩分摂取量の半分が含まれています。

しかし、味噌に含まれる塩分が血圧を上げるかたわら、
味噌の原料大豆タンパク質には血圧を下げる効果があるといいます。
例えば、豆乳とスキムミルクの効果を比較すると、大豆はスキムミルクに比べて血圧を下げる効果が約9倍も高いのです。

そして、味噌汁の効果については、日本の研究者が明らかにしています。


味噌汁は血圧を下げる

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その研究では、実験開始時に正常血圧を示した60代の男女を無作為に2つのグループに分け、4年位上にわたり追跡調査がされました。

一方のグループは1日2杯以上の味噌汁を飲み、もう一方のグループは1日1杯以上の味噌汁を飲むことで、どちらが高血圧の診断をされる確率が高いかを調査。

1日に2杯の味噌汁を飲むことは、毎日の食事に小さじ1/2の塩を加える計算となります。
しかし、1日2杯以上の味噌汁を飲んだ人たちは、高血圧になるリスクが5倍も低くなったことが明らかになりました。

この結果から、味噌による降圧作用は塩による血圧上昇効果を上回る可能性が高いことが証明されたのです。

減塩味噌なんかも最近は出ていますが、あえてそれを選ぶ必要はないですね。

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まとめ

塩分が引き起こす健康障害は以下の通り

◯高血圧
→心筋梗塞、脳梗塞、認知症、腎不全、性機能障害、骨粗しょう、網膜障害
◯胃癌

そして、勘違いされがちな味噌汁の意外な効能はコチラ👇

味噌汁は1日2杯以上飲むと高血圧のリスクが5倍低くなる
→原料の大豆タンパク質に血圧を下げる効果がある

日本人の食卓に欠かせない1品だからこそ、嬉しい結果ですね😊

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