結局、誰に対しても同じことだ。1回に伝えていいメッセージは1個だけ
日本語ボランティアをちゃんとやろうと思い、日本語ボランティア講座を先月受講しました。
2回の短い講座で、心構えのようなポイントだけを教えてもらい、あとはボランティアとして実践してください、という感じでした。
習うより慣れよってことらしいです。
日本語ボランティアは、日本語学校で教えているプロの日本語教師ではないので、日本で生活していくために必要なことを、手助けしていく気持ちでやっていけばよく、個人個人の生活背景に合わせて必要な日本語を教えていけばいいとのことでした。
学校の英語で習ったような教え方を、日本語ボランティアとしてもしないといけないのかなと思っていたので、ちょっと肩の荷が下りました。
講座の中で、繰り返し言われたのが、いろいろ詰め込みすぎてはだめということでした。
日本語は、言い方が1つではなくいろんな言い方があったりしますが、それをこうも言えるよと、つい言いたくなってしまうところを、ぐっと我慢した方がいいということでした。混乱してしまうらしいです。
1つ知っていて会話できればそれで十分で、それ以上はもっと上達してからでいいそうです。
例えば・・・バスの乗り降りの場面で・・・・
「東京で(バスに)乗ります。」
「横浜で(バスを)降ります。」
これは、「xxx で V(動詞) ます」という文型です。
乗りますの方の文章は、で ではなく、から とも言えます。
「東京から(バスに)乗ります。」
この時に、からって言ってもいいよ。と言いたくなるところをこらえるということです。助詞は特にそうらしい・・・
これは何でもそうだなと思いました。
ついつい教えるときって、たくさん教えてあげた方が親切だろうと思い、いろいろ話してしまうんですが、結構、自己満足だったりするかもしれません。
とにかくシンプルが大事ってことらしい。
しかし、日本語って、こうとも言えるって表現多いですよね。
基本的な日本語の文法もやりましたが、日本語話せてる自分すごいなと、思ってしまいました。当たり前なんだけども。
あと気になっていたのは、日本語を教える時に、英語どれくらい使って教えてもいいのかでした。
過去にボランティアをした際に、相手が日本語あまり出来ないけど、英語が出来る人だったりする人だと、英語で説明した方が早いし、相手も分かるかなと思っていました。
これに関してはケースバイケースらしいですが、相手に少しでも多く日本語を話してもらう必要があるので、その視点で考えることが大事らしいです。
確かに自身も、数年前スペイン語会話を勉強していましたが、先生が英語出来ると、スペイン語が出てこない時、どうしても英語で会話してしまうことが多くなったことを思い出しました。
ただ完全フリーズ状態の時のお助けではあったと思うので、やはり状況に応じて使い分けようかなとも思いました。
緊急事態宣言も明け、教室の生徒も戻ってきているとのことなので、今回学んだことを参考にしながら、またぼちぼち参加していこうと思います。
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