進路は人生の通過点
実家にいる時間の方が少ないくらい旅行続きで若干疲れているメンターのめぐみです
最近、海外大学っていう言葉が少しずつ世の中の認知度が上がったのに伴い、海外大学に行けるなら行くべき(少し海外大学至上主義的な)考え方が急増した気がします
52Hzに所属しアクセラメンターとして活動することでこの風潮に乗っかってるようにみえることを懸念していました。今回はこの考えについてのゼミでの活動をあわせて個人的見解も述べさせてもらおうと思います
海外大進学のリアル
そもそも、海外大学の受験や進学は決して簡単な道のりではありません(よく「海外の大学は入るのは簡単で卒業するのが難しい」と言われますが、ちゃんと入るのも大変ですw)
なので、日本の大学受験と同時並行で準備する人も多く、特に給付型奨学金を得られない場合の安全策として国内大学も受験する場合が少なくありません
そこで最近、奨学金の結果が思うようにならなかったゼミの高校生から「日本の大学も受けるべきですか?」と相談を受けました
私はそもそも高校卒業後の進路は大学に限定されるべきじゃないと思うくらい、中高生には幅広い選択肢を見てほしいと思い、自分も実際にギャップイヤーをとった上でアクセラのメンターとしても活動しています
私自身が受験生だった頃のポリシーは「受かっても嬉しくない大学は受けない」です。これは国内外問わず、合格通知を見てもワクワクしないところには進学しないと決めていました。
受験戦略的にはあまりおすすめではないですw
メンターとして見る「海外大学」
最近メディアでもホットトピックになってきたことで「海外大学」を身近に感じられる人が増えた気がします。その影響からなのか、世界ランキングとかの数値化された序列を見て「東大行くなら海外大学も視野に」みたいなことを聞くようになりました。こうした背景もあって、少し海外大学が神聖なものになっていることに危機感を覚えます🤔
そんな中、近年立ち上がった52Hzやアクセラを海外大進学塾だと思っている人もいるかもしれない。たしかに私も最初は海外大学に進学したいという思いを持って52Hzに参加しましたし、52Hzは他のコミュニティより海外大学の情報を得る機会には恵まれています。でも、そこで海外大学に進学するかどうかはあくまで個人の判断だし、私は海外大学が全てではないと思っています!
たとえば、受験時には大量の書類準備が求められ、ビザの取得やワクチン接種も必要。進学後も勉強や生活面で環境の差によるストレスを感じることが多く、治安や世界情勢に翻弄されます。だからこそ「カオスな状況に身を置きたい人」には向いている選択肢かもしれませんが、海外大学は決して誰にでも合うわけではない
そんなことを言いつつ、私も「海外大に恋をした」だけで受験を終えて現在に至りますが...
この経験からも思うのは「どれだけ広い選択肢の中から自分で納得できる進路を選ぶか」がとても大切ということ👍
実際、海外大を考えていたが国内大に進学した友達はすごく楽しんでいて、海外大にいかない選択をしてよかったって言い切るくらい、ちゃんと自分と向き合って決めた選択だからこそ、充実感を持って過ごせているのだと思います
メンター側から見たアクセラのよさ
進路に向き合うことはとても辛い。タイムリミットが迫る中、親との衝突、お金の問題、成績への不安、自分が何を学びたいのか分からない悩みなど、迷いや苦しさでいっぱいで大変です。私も受験が辛過ぎてあまり記憶にないくらい大変でした😭
そこで、52Hzではできるだけ困っている中高生をサポートしたいと思って、全員の1on1やエッセイ添削を引き受けてきました。しかし、数十人の中高生と連絡をとっていると誰が誰かが混乱してきます
しかし、アクセラではみる中高生が決まっているから集中して向き合えます。特に自分のゼミ生だと数ヶ月も週1で会うので、情報共有をしっかりできてお互いに状況を把握しやすくてしっかりサポートできます。個人的には人と浅く広くではなく、狭く深く関わりたいタイプなのでアクセラでサポートしてる方が圧倒的にやりがいを感じます!
また、他のメンターと話し合いながらサポート方針を考えていくことも楽しいです。教育に関心ある自分からするとゼミの内容を決める感じが学校の授業内容決める感じと似ていて、私教育者〜みたいにテンション上がってます🔥
あと半分冗談ですが、雑談でエネルギーを供給しています。中高生から「国際協力とクズ男は同じ!」なんて自由な発言が飛び出したり、「今日お祭り行ってきて~」と息切れしながらズームに入ってきたり、メンターには軽く人生相談をしたりと何気ない会話をできる相手が増えました。雑談があると「中高生」とか「メンター」っていう関係性じゃなくて、「人」として関わってる感があって信頼関係を築きやすく、それがゼミや1on1でいきると勝手に思ってますw
まとめ
最後に、52Hzである人が言っていた言葉を紹介します。それが、
進学は「成功体験」であって「成功」ではない
私はアクセラではついつい中高生の受験を成功(本人が望む進路を実現)させようってなりがちですが、どんな進路の選択も一つの通過点にしか過ぎなくて、人生は続いていく。国内外問わず受験で思うような結果になってもそこで終わりじゃないってことをしっかりと言葉にして伝え続けながら、これからも中高生を見守っていこうと思います!
ではでは、またいつか
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